こんにちは。S&Tの上村です。ご存知の方も多いかもしれませんが、インベーダーというストリートアート作家の作品が今月23日にパリでオークションにかけられ注目されています。

今回出品されるのが立体パズルのルービックキューブ330個を並べて描いた巨匠レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」を模した『ルービック・モナリザ』。

「ルービックモナリザ」/ インベーダー 2005年制作

「世界一有名な絵画の現代的解釈」なんだそうです。

彼がルービックキューブを作品に取り入れ始めたのは2004年。それ以後、ルービックキューブを使った作品は『ルービックキュビズム』と呼ばれています。もちろんルービックキューブなので横から見ると相当厚みがあります。こんな感じです。

作家本人によると「作品を鑑賞しようと思ったら、後ろに下がって見る必要がある。近づいてしまうと、キューブと色の塊にしか見えない。距離を置いてみて初めて、モデルの顔が浮かび上がってくる。離れれば離れるほど、より鮮明に見えるようになる」だそうです。

彼はストリートアートに8ビットのキャラクターやモチーフを取り入れたパイオニア的な存在で、アーティストたちに大きな影響を与えています。

彼がストリートに作品を残す理由の一つとして、「誰しもがギャラリーや美術館に足を運べるわけではないから、街中に作品を残すことによって一般の人々にも日常的にアートを楽しんでほしい」と言っています。素晴らしい!

今回出品される作品の予想落札価格は16万6000ドル(約1800万円)となっていますが、過去にはSotheby’sのオークションで25万ドル(約2,800万円)の値を付けています。ということはもう少し上がる可能性もあるわけです。

好き嫌いは別として、面白いですよね。\(^o^)/

話題としては面白いので注目です。