こんにちはS&Tでの上村です。次々とご紹介していきますね。＼(^o^)／
S&Tでもすっかりお馴染みになりました湯浅 克俊さんの作品です。先日もニューヨークの美術館に所蔵されることが決まりノリにのっている作家さんですが、多忙なところアートショップ に快く出品して頂きました。今回の作品はおそらく今後も入手は不可能であろう逸品です。まずはご覧下さい。
40cm x 30cm
額装
「写楽が江戸兵衛を描いた江戸時代、現在と同じようにコレラが大流行し正確な数はわからないが２０万人、３０万人が命落としたと言われている。江戸は感染病以外にも大地震、飢饉、水害、火事にも襲われ人々は安寧の世を過ごすことは出来なかった。しかし、江戸の人々は明日何が起こるか分からない儚い世の中（それを浮世と言います）ならば楽しまなくて損だというような享楽的な考え方で過ごしました。現在、そこまで割り切った楽観主義者になることは難しいですが、しかしどこかでいつ何が起きても悔いのないように毎日を過ごそうと私は思っています。悲観的にならず、楽観的過ぎにもならず、覚悟を持って作品を作り続けたいと思います。」ー湯浅 克俊
【湯浅克俊(Katsutoshi Yuasa)】
1978年東京都出身。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
英国ロイヤルカレッジオブアートにて修士課程を修了後、写真とデジタル技術を融合した木版画による作品を多く発表し、イギリス、ドイツをはじめ世界各国で個展を開催。Northern Print Award 受賞をはじめ、多くの国際的な展覧会に出展。
今回は実際に摺りに使った版木をこの企画のために特別に出品していただきました。実は彼はこれまでも版木を売って欲しいと言われたことがあるそうですが販売したことはありません。通常ではありえない今回の一品。今後も販売はまず考えられません。マニアは垂涎です。ものすごいものが登場です！！！
