「心は、わたしから離れる 身体は身勝手にふるまう」／眞坂 麗

こんにちは。S&Tの上村です。作家のご紹介も終盤となって参りました。今回ご紹介するのはちょっと前からアートショップ にも顔を出して頂いている作家の眞坂 麗さんになります。

素晴らしい体験と酩酊は紙一重。音楽のかかる場所でテキーラショットとウイスキーロックを飲みくだしながらスピーカーの前で踊りつづけていると、ある瞬間から肉体の重さが消えるのです。浮き足立つ、とはまさにこのこと。すべてが幸福にすり抜けていく。心は音と綯交ぜになり、身体はリズムに絡めとられ揺れつづける、あの心地、あの快感。この絵はその時の心地を表現したもので、その時間をくれるプレイヤーに感謝を込めて描いた作品です。素敵な音楽に感謝します。音楽のある場所を愛しています。クラブ事情が厳しい時勢ですが、もうそろそろ外に出ていいんじゃないでしょうか。また、みんなで遊びましょう。ー眞坂 麗

【眞坂 麗（まさか れい）】＊敬称略
1992.5.1生まれ
秋田県出身、山形市在住
東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科卒業
アクリル絵具を中心に、水彩・スプレー・パステル・色鉛筆など複数の画材を組み合わせた絵づくりを行っています。ひとつの画風にとらわれず、常に実験的に画材・技法を組み合わせながら新たな世界観を模索し続けています。

現在ライブペイント、看板制作、店舗内の装飾なども行い、精力的に活動中。

舌噛みそうなほど長いタイトルは彼女のこだわりの現れです。お酒が大好きな彼女は若い時に作品代金全てお酒に使っちゃったこともある強者です。金額は恐ろしくてここでは言えません。（笑）

そんな自由奔放な彼女の作品はそんな豪快さは影もなく繊細で美しい作品が多いです。一つの画風に拘らず常に変化し続ける彼女の作品の中にはいつも一貫して根底に流れているものがあります。それをじっくり観察してみて下さい。

実は、後２枚あるそうなんです。(⌒-⌒; )

そちらは後ほどご紹介しますね。