こんにちは。S&Tの上村です。まもなくアート・バゼル香港が開催されます。

このアートバゼル、1970年から始まったスイス北西部の都市バーゼルで毎年開催されている世界最大規模のアートフェアです。この本家の他に開催されているのが、アート・バゼル香港やアート・バゼルマイアミという事になりますが、どのアート・バゼルも入場者数がおよそ8万人から10万人とそれぞれが超大型のアートイベントと言えます。

しかし、こんなに凄いアートイベントなのですが、実は意外に閉鎖的な催しものなんですよ。何でそうなってしまうかというと、世界で最も影響力を持つギャラリーがこぞって参加します。そして、そのギャラリーに加え主要な国際的芸術機関のトップや学芸員、世界的にも影響力が高い各種アート財団の代表やディレクター、国際的に活躍するキュレーターなど、いわゆるアートの専門家たちが見に来るために世界中のアート関係者の社交の場ともなってしまうためです。要するに本質的には専門家とコレクターたちのためのアートフェアだということです。

じゃ、何で一流のギャラリーだとわかるのかというと、単純に普通には参加できないからです。アートバゼルに参加するためには数百万という出展料のほかに、かなりの高額の経費がかかることが容易に予想できます。それに加え、参加するための厳しい選定基準が設けられているために、そこに参加することがギャラリーやアーティストたちにとってステイタスになります。

そしてその基準の高さが参加者にとってフェアに対する大きな期待感につながっているんですね。\(^o^)/

また、参加できるのは招待されたアートコレクターのみというのも閉鎖的な要因ですね。アートフェアそのものには一般のお客様も参加できるんですが、最も重要なイベントはVIP(これが招待された人)しかアクセスできないようになっています。ほかにもVIP専用の日程が組まれたりととにかくスペシャル感が強いイベントが盛り沢山なんです。

だから世界最大級、最高峰のアートフェアでありながら閉鎖的なんですね。

あまり閉鎖的なのが良いのか悪いのかはそれぞれ意見が分かれるところですが、とにかく、アート市場にとって一早い情報が得られたりする重要なアートフェアなのは間違いありません。

私のところにもいくつかのギャラリーさんから出展作品のプレビューの画像も届いておりますが、素晴らしいものばかりでしたよ。

私のお客様もご招待されている方いらっしゃいますが、是非世界最先端のアートを存分に堪能してきて欲しいなと思います。もちろん一般の来場でも充分楽しめますので小旅行ついでに行ってみるのも良いかもしれません。

私はスケジュールの都合で行けませんが、出品作品はもちろんS&Tでもお取り扱い可能です。ま、VIPイベントで完売してしまうと思いますが。笑

『アートバゼルは行けないけど、興味ある作家がいる!』という方は是非ご連絡下さいね。