こんにちは。S&Tの上村です。ここのところの陽気の変わりようはついていくのがやっとです。私の地域は雪解けも急に進み、昨日もお客様が玄関にたどり着く前にズボッとハマっちゃいました。😅

申し訳ない🙏

今年はだいぶ降ったのでその辺気をつけないといけないですね。皆さんS&Tへお越しの際はお気をつけて。

さて、現在森美術館でChim↑Pom(チンポム)の回顧展が開催されていますが、その中の試みが非常に面白いですね。新作アート・プロジェクト“くらいんぐみゅーじあむ”と名付けられていますが、展覧会場内に託児所を開設するという初の試みだそうです。

“くらいんぐみゅーじあむ”は、2020年に第一子を出産した「Chim↑Pom(チンポム)」のエリイをはじめメンバーや同世代の子育て事情から着想を得て企画されたものだそうで、子どもと一緒に訪れ、子育て中でも楽しめる展覧会を目指しているそうです。

いい試みですね。

そういえば今までなかったんだとちょっと驚きましたが、非常に面白い。これこそアートだと思います。

「『くらいんぐみゅーじあむ』は美術館の泣き声。
泣いたってかまいやしないよ、だって子供だもの。
鑑賞者はこの声を聴くことになるでしょう。
すべからくこの世の関係者、誰もが全員、
初めは赤ん坊だったし子供だった。
あなたも、私も、虫も木も。」(「Chim↑Pom」エリイ))

クラウドファンディングによって運営日数が決定するなどその運営も非常にユニークです。

https://motion-gallery.net/projects/moriartmuseum_chimpom_2022

クラウドファンディングに参加すると「Chim↑Pom」作のオリジナルぬり絵データ(A)と、ぬり絵コンテストへの参加権が必ずもらえるということなのでご興味ある方はぜひ。受賞作品は“くらいんぐみゅーじあむ”にて展示されるそうですよ。🤗

こんな小さい時期からアートに自然に触れ合うことこそが日本のアートの未来を作っていくのだと思います。本当にいい試みですね。やるな。

https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/chimpom/index.html

それでは本日の1品ですが、昨日の話題にものぼった湯浅克俊さんの最新作から。

Nonlinear world 2022 / 湯浅克俊
水性木版画
30cm x 44.5cm
edition 10

ちょっと最新作なので画像間に合わず写真見づらいかもしれませんがご勘弁を。😅

4月には先日もご紹介したようにスイスのFranz Gertsch美術館にて個展が開催されます。今後ますます活躍が期待できるアーティストです。

これから陽気もますます良くなってくるのでお出かけついでに湯浅作品も見にいらっしゃって下さい。お待ちしております。\(^o^)/

お問い合わせはS&Tまで。

【湯浅克俊】
1978年東京都出身。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
英国ロイヤルカレッジオブアートにて修士課程を修了後、写真とデジタル技術を融合した木版画による作品を多く発表し、イギリス、ドイツをはじめ世界各国で個展を開催。
Northern Print Award 受賞をはじめ、多くの国際的な展覧会に出展。