こんにちは。S&Tの上村です。昨日お客様がいらっしゃっている時に湯浅さんの最新作が届きました。通常あまりお見せしないのですが、小さいのでせっかくなので一緒に見ますかと言うとぜひ見たいということでご一緒に検品。

その美しさに二人でしばし見惚れました。

しかし、後で気がついたのですが二人で眺めていたのは湯浅作品の裏。😅

サインやタイトルが綺麗に書いてあったので表だと思って眺めていたんですね。恥ずかしい。😓

裏返してみるとそこにはより素晴らしい作品がありました。🤗

湯浅作品は木版画なので裏も綺麗に見える作品も結構あるんですよね。

とはいえ裏から見ても素晴らしい湯浅さんの最新作は非常に素敵です。ぜひS&Tまで足を運んでご覧下さいね。

もちろん、裏もお見せします。(笑)

さて、ロンドンのコートールド美術館で「ファン・ゴッホ自画像」展が5月まで開催されていますが、無神経で心の健康の問題を軽く扱いすぎるといった批判の声を受けて販売していた土産品の一部を館内のギフトショップから撤去しましたね。それがこちら。

売られていたゴッホの耳消しゴム

批判を受けて同美術館は「コートールドは心の健康の問題を非常に深刻に受け止めている。こうした品目を置くことで、この大切な問題に対する無神経な態度や否定的な態度を示す意図はなかった。問題の品目は展示会コレクションのごく一部にすぎない。こうした懸念を考慮して、この品目はストアでの販売を中止する」と声明を出しています。

この出来事は色々な問題を含んでいて、人々が芸術における尊厳を犠牲にして賢さやトレンディーさを求める現在の芸術界の姿勢を反映しているともいえるかもしれません。

そして何よりも英国の美術史の中心的存在であるはずのコートールド美術館でそれが販売されたということが問題といえるでしょう。

色々考えさせられる出来事ですね。

皆さんはどう思いますか?