こんにちは。S&Tの上村です。昨日もMatthew祭りをお客様に堪能して頂きました。まずは作品を見て頂き感動してもらい、そしてその後に解説をして驚いてもらい2度感動を味わって頂きました。反応が良いのでついつい私も解説に熱が入っちゃいました。(笑)

存分にMatthewの魅力を堪能して頂けたと思います。かなり感動していらっしゃいましたよ。🤗

しかし、残念ながらMatthewの作品については特に実物を見ないと良さがわかりづらいんですよね。😅

だから実物をご覧いただけるこの機会にぜひご自分の目で確かめて欲しいと思います。遠慮せずに見たいと言って頂ければ喜んでお見せしますよ。💕

日本ではまだまだ知られていない彼の作品は必見です。実はあの有名なコレクター桶田夫妻のコレクションにもあるんですよ。お客さんがSNSで見つけたのですが3点並んでいる作品がそこには写っていたそうです。そして解説を見ると〜の作品。とんで〜の作品と書いてあって見事にMatthewの作品はスルーされていたそうです。(笑)

それにしても桶田夫妻恐るべし。素晴らしい眼力です。お見事。

しかしこのSNSでの解説が日本での知名度を表していますよね。そんなMatthewの作品は日本での知名度なんて全く関係なく非常に優れている作品です。もちろん世界ではきちんと評価されています。

ま、自分で言うのも何ですがS&Tのお客様は幸せです。これほど優れた作品が身近で見られるのですから。そして、見るだけでなくコレクションもできるんですから。

今回のMatthew祭りはエントリーもだいぶ頂いたのでもう少しで締め切ろうと思っています。エントリーをお考えの方はお早めに連絡くださいね。お電話やメールでも構いませんよ。

と言うわけで本日はMatthewの作品から。

Matthew Day Jackson (b. 1974)
Letterhead drawing #41
2020
Conte crayon, pen, color pencil, MSA on paper
27.9 x 21.6 cm
37.1 x 30.3 x 3.2 cm (framed)

この作品は今回展示してある作品から。Letterhead Drawingシリーズの一つです。これはさまざまな企業の便箋にそれぞれの花を模した作品が描かれているシリーズです。こちらの作品はMCDONNELL DOUGLASS社の便箋に描かれています。こちらの会社は現在はありませんが戦闘機のメーカーとして有名でした。

この作品のシリーズはこんなふうに戦争と関係のある各社のレターヘッドに植物を模した作品がそれぞれ描かれています。彼らしい皮肉たっぷりの作品ですがそんな内容に反して美しいんです。画像ではやはりその良さはわからないかもしれませんね。ぜひ実物をご覧下さい。

Matthew Day Jacksonは1974年生まれのアメリカ人アーティストです。彫刻、絵画、コラージュ、写真、ドローイング、ビデオ、パフォーマンス、インスタレーションなど、多面的な実践を行っています。

彼の芸術は、人間の思考の進化、フロンティアの致命的な魅力、人間が技術の進歩に置く信仰などの大きなアイデアに取り組んでいます。特に、彼の作品はアメリカンドリームの神話に取り組み、失敗したユートピアのビジョンを通して創造、成長、超越、そして死の力を探求しています。

彼にとって、美しさはしばしば荒廃と結びついています。彼の作品は、彼が「恐ろしい」と呼ぶ概念を探求しています。人がすることはすべて、美しさと恐怖の両方をもたらす可能性があるという信念のもと制作されています。

Matthew Day Jacksonの作品のお問合せはS&Tまで。