こんにちは。S&Tの上村です。昨日は暑かったですね。我が家のハイビスカスは一昨日咲いていましたが昨日は太陽にそっぽを向けて萎んでいました。(笑)

芽がいっぱい出ているのでタイミングによってはお客さんにもハイビスカスの花をご覧いただけるかもしれませんね。天邪鬼なのでいつ咲くのかわかりませんが😅

さて、毎年3月に発表される2021年の世界の美術館・博物館の入館者数ランキングですがご覧になりました?

コロナの感染予防策の国ごとの違いが直接影響したようではっきりと明暗が分かれていました。残念ながら日本の美術館はトップ100に4館しか入っていません。ま、予想通りですかね。

2021年はロックダウンの緩和やワクチン接種の普及により、世界の美術館は前年よりも開館日を増やすことができたようです。年間の来館者は上位100館の総計で約7100万人と、20年の5400万人からは回復しています。しかし、新型コロナ以前にはほど遠く、19年の2億3000万人に比べると、わずか3割なんですね。💧

ベスト5はこちら。

  • 1位:パリのルーブル美術館(約282万人、20年比105%)
  • 2位:国立ロシア美術館(約226万人、同188%)
  • 3位:マルチメディア美術館(約224万人、同521%)
  • 4位:メトロポリタン美術館(約195万人、同184%増)
  • 5位:ワシントン・ナショナル・ギャラリー(約170万人、同233%)

注目はロシア。いつもならエルミタージュ1館しかトップ10以内には入らないのに今回は4館も入っています。しかし、これは単純に休館日の問題。ルーブルの休館日が年間116日だったのに対して、国立ロシアはわずか10日でした。

それでもなんとか1位を死守したルーブルはすごいですよね。

日本の美術館はこんな感じでした。

  • 17位:東京都美術館 104万9183人(対20年+106%、対19年-63%、20年順位は38位)
  • 22位:国立新美術館 88万1733人(対20年+113%、対19年-54%、20年は49位)
  • 40位:東京国立博物館 60万5214人(対20年-16%、対19年-77%、20年は23位)
  • 99位:東京国立近代美術館 30万7202人(対20年+71%、19年データなし、20年ランク外)

世界10位だった金沢21世紀美術館なんかはランク外でした。残念ですね。

コロナのせいで異例のランキングになっていますが落ち着いたらまた変わってくることでしょう。今年はロシアのウクライナ侵攻の影響も出てくるでしょうし、来年の発表は全く違うことになっちゃうでしょうね。

企画展ごとの1日あたり入場者数ランキングは見送られましたが、コロナ前のデータでは東京は世界有数の「美術の企画展に人が集まる都市」となっています。以前もブログで書きましたが日本は「美術鑑賞大国」なんですね。

でも買わない。(笑)

これは日本人のアートに対しての意識を表しています。最近は少し変わってきましたが…😓

この話は長くなるのでこのくらいにしておきます。

そんな話もS&Tで盛り上がりましょう。

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