おはようございます。S&Tの上村です。

私自身がそれほどオシャレじゃないため、このテーマも書いたことがなかったですね。笑

現在、ニューヨークのホイットニー美術館で21年ぶりとなるファッションブランドの

展覧会が開催されています。

https://whitney.org/exhibitions/eckhaus-latta

ホイットニー美術館はご存知の通り、前衛的なアメリカンアートをメインに取り扱って

いる美術館ですが、その審美眼に見事叶ったのが、新進気鋭のブランドの「エクハウスラッタ」

だそうです。

<エクハウスラッタ(ECKHAUS LATTA)>

NY在住のマイク・エクハウスとLA在住のゾーイ・ラッタが手掛けるブランド。

今年、世界の新進デザイナーを支援するLVMHプライズのファイナリストにもなった注目株。

2011年のブランド設立以来、そのアーティなアプローチがファッション業界に新風をもたらし

続けているそうです。すごいですね!

では、なぜ一般的には知名度が低い彼らが21年ぶりのファッションブランドの企画展に

選ばれたのか?

それは、ホイットニー美術館のキュレーターがこう言っています。

「ファッションデザイナーとしてはもとより、時代をとらえるヴィジュアルアーティストとしての

彼らの視点、思考が抜きん出ていると感じました。

リアルカップルをモデルとし、そのセックスシーンをとらえた2017年の春夏キャンペーンに代表さ

れるように、既存のシステムを打ち破るようなイメージ構築は現代アートに限りなく近い。」

カッコいい!!!

この言葉を聞いて私もちょっと興味が湧きました。

そして、この企画展、入場券を持たないビジターにも無料開放されています。

んで、何と!展示作品のほとんどすべてが購入可能だということです。

ラッタによると「商業とアートはどう関わっていくべきか?というのが展覧会の大きなテーマ。

ショップと美術館、それぞれの空間において“作品”というオブジェクトをビジターはどのように

認識するのか? そのオブジェが購入できるということになったとき、作品よりインパクトを持っ

てくるはず」だと言っています。

そして「試着したり、買い物したりすることで“作品”とビジターによりインティメートな関係性が

生まれるんだ」とエクハウスは続けています。

キュレーターのルーは、その意図をこう説明しています。

「どうやったら服という作品をライブに見せることができるか? ということを考えたとき、

ビジター自身のボディを使って作品を体験してもらえばいい、そして気に入ったら買って貰えばい

い、ということを思いついた。従来の服飾展のように、単にマネキンが着た服を鑑賞するだけのも

のにしたくなかった」と。

なんかオシャレ〜と感心してしまいました。そして、やっぱりアートなんだと感じました。

エクハウスはまた、

「僕らはどちらもアートを学んできた。僕らにとってファッションはクリエーションの言語であ

り、常に自分たちのアイデアを試行錯誤しながらその可能性を追及してきた。

ファッションとは着ることによって、パフォーマンス性が生まれる、世界とどう関わっていくかと

いうアイデンティティの表現でもある」と話しています。

文句なしです!!!素晴らしい!!!ブラボー!!!

ファッションとアート、そして小売のあり方にも一石を投じるこの企画。

さすがホイットニー美術館と言わざるをえませんね。♪(v^_^)v

ファッションに疎い私も、ちょっと見てみたいと興味を大いにそそられました。

そういえば、S&Tの取扱作家のイドリス・カーンもBotle Topというブランドと

コラボしてバッグを出していますね。(これエディションナンバーつきです。)

しゃねげど。笑

それでは今日も良い1日を。