こんにちは。S&Tの上村です。今朝は寒いですね。🥶

さて、まもなくバレンタインデーですが皆さん何か計画はしていますか?

最近はアートなチョコレートもたくさん出ていて見ていて楽しいですね。以前もブログでご紹介した岡田美術館のチョコなんかも面白いですよね。

チョコレートと言えば思い出すのがやっぱりマルセル・デュシャンの「チョコレート磨砕器 No.1」でしょうか。

チョコレート磨砕器 No.1 , 1913年 / マルセル・デュシャン
油彩、キャンバス
61.9 x 64.5 cm
フィラデルフィア美術館蔵

もう説明など必要のないくらい有名ですよね。

デュシャンはルーアンのカルム街にあるチョコレート屋のウィンドウで、このチョコレート磨砕器を見て、突然インスピレーションを感じて制作しはじめたそうです。チョコレート磨砕器のドラムの回転する光景に魅了されたんだそうですよ。

回転する物体への執着はデュシャンにとって非常に性的な意味を含んでいるのは有名な話です。それにしてもこれに性的なものを感じるとは…。😅

チョコレートがらみの作品は他のアーティストの作品でも色々あるのでこういう季節に調べてみても面白いですよ。

また、何もチョコレートだけがプレゼントではありません。アート好きな方にはもちろんアート作品のプレゼントなんて最高ですよね。

迷ったらS&Tへ遠慮なくご相談下さいね。🤗

というわけで本日の1品です。

Chocolates, 1996 / David LaChapelle
Chromogenic Print
59 x 43 cm
edition 30

デビッド・ラシャペルは1963年生まれの写真家です。

ノースカロライナ芸術学校に学び、1980年代にギャラリーと提携します。17歳の時に「インタヴュー・マガジン」に就職し、その創刊者であるアンディ・ウォーホルに目をかけられて写真家としてのキャリアをスタートさせました。ラシャペルはアンジェリーナ・ジョリーやナオミ・キャンベルなど、有名人やモデルの商業用のファッションポートレートやバニティ・フェア、ヴォーグ誌などファッション雑誌のカバーを手がけ、そのカラフルでコンセプチュアルなイメージは世界的に知られています。それまでモノクロ中心だった写真界にとって、底抜けにカラフルで作り込まれたラシャペルの写真は衝撃的でした。

しかしあまりに商業的で挑発的、そしてグロテスクであると非難されることも多く、自分自身がやっていること全てに疑問を抱くようになり、2006年に突然事務所を辞めてハワイに渡ります。自給自足の生活を送る中、昔からの仲間から「商業写真でなくギャラリーのために芸術写真を撮ってみないか」との誘いに感激し、生まれ変わって一からやり直す気持ちでニューヨークに戻り活動を再開します。それ以降、豊かなアイデアと無限の創造性を生かした独自のスタイルで制作活動を続けています。

本日はチョコにまつわる作品をご紹介してみました。素敵なバレンタインデーになるといいですね。

それでは皆さん本日も良い1日を。