こんにちは。S&Tの上村です。私の住んでいる高畠町のお隣の米沢市に気まぐれ美術館なるものがあります。お近くの方はご存知の方もいると思います。

しかし、この美術館とにかく開いているのを見たことがない。(笑)

館長の鈴木晋さんが建てた美術館でもうお歳が77歳という高齢もあり、ご本人の体調と気分が良くない限り開けないという幻の美術館なんです。ま、昔からご本人の気分がのらないと開けなかったらしいですが。(笑)

なぜか私は気に入ってもらい何度か訪れたことがありますが、ここの収蔵品はかなりお宝が眠っているんですよ。わかりやすいところでいうと藤田嗣治さんの版画なんかも置いてありましたよ。鈴木先生ご自身も画家で面白い作品をたくさん制作されています。

心筋梗塞を二度ほど患ってからは中々筆が握れないと言っていましたが、最近また描き始めた様子で新作の資料を送ってくれました。

『黒い顔』 鈴木晋

こういうと失礼かもしれませんが、ご自分の死期を見つめているようなグッと迫るものがある作品ですね。

そんな先生は結構お茶目で女性とアート好きな人が来るとテンション上がりっぱなしで体調崩してしまうんですよ。^^;

死んじゃうといけないので私はあまり顔を出さないようにしています。

先生は若い時から画家一本で生きてこられていますが、私は先生のことを思う時いつも岡本太郎の言葉を思い出します。

それがこの言葉。

『芸術は売れなくてもいい。好かれなくてもいい。芸術は認められなくてもいい。成功しなくてもいい。自分を貫いてぶつけて無条件に自他に迫って行く事が芸術だ。』ー岡本太郎

本物のアーティストは意外とあなたの身近にもいるかもしれませんよ。\(^o^)/

機会があれば気まぐれ美術館覗いてみては?

多分入れませんが。(笑)