こんにちは。S&Tの上村です。昨日ウチの嫁が帰ってくるなり『え〜!違う絵みたい。めっちゃいいね。』と叫んでいました。

なんのことだろうと思って行ってみるとちょうどそれまでイーゼルで飾っていた絵を壁に掛け替えた絵のことでした。

そうなんです。この絵の飾り方は非常に大切なんです。この飾り方一つでその作品の見え方が全く違うものになっちゃいます。作品を生かすも殺すも飾り方でだいぶ変わってきます。

額の話はだいぶしましたが飾り方も大切なんですよ。🤗

だからウチの嫁は素直にビックリしたんですね。

イーゼルと壁面の違いなんですが本当にその作品は違っていました。壁掛けの方が断然いいんです。私は薄々気がついていましたが。(笑)

ただ作品の飾り方にセオリーがあるわけではないので一つ作品を購入したら飾り方を色々試してみて下さい。自分で良かれと思っても全く違ったなんてこともよくあります。作品によっては全く見違えちゃいますよ。😀

ぜひ今おうちにかけてある作品も騙されたと思って色々やってみて下さいね。新鮮ですよ。皆さんの驚いた顔が目に浮かびます。(笑)

というわけで本日の1品です。

“Kiss” 1971 / Ching Ho Cheng
Gouache on rag board.
25 x 25”

S&Tでもだいぶお馴染みになってきたChing Ho Chengの作品から。現在ニューヨークのギャラリーで個展が開催されています。新たな考察も付け加えられているようです。今回ご紹介した作品はサイケデリックシリーズですが彼の作品は大きく6つのシリーズに分けられています。亡くなってもなお人気の彼の作品は日本ではあまりみることができません。ご覧になりたい方はS&Tへお越しくださいね。🤗

Ching Ho Chengはキューバのハバナ生まれで、1970年代から1980年代にかけて活躍した現代アーティストでした。彼はクーパーユニオンで絵画を学び、タオイズムの教えに没頭し、チベットの芸術、ホピ、ナバホの工芸品などを参照しその折衷的な作品を探求しました。 1970年代初頭、彼はパリとアムステルダムで数年間過ごし、1976年に最初の個展を開催しました。その年にニューヨークに戻ったとき、彼は伝説的なチェルシーホテルに定住し、ホテルの他のクリエイティブな住人とのつながりを築きました。わずか42歳で亡くなってしまったのは非常に残念なアーティストの一人です。

彼は生前『私にとって絵画はとてもスピリチュアルなものです。 それは私がする最も精神的なことです。』と言っていました。

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