こんにちは。S&Tの上村です。先日クリムトの作品がイタリア北部ピアチェンツァの美術館で発見されたとニュースがありました。
発見されたのはおよそ23年前に盗まれたと思われていた「婦人の肖像」。この絵は1つのキャンバスに2つの絵が描かれている点で特に重要視されています。
当時の地元メディアの報道によると、絵画が消えた直後、美術学生が「若い婦人の肖像」という作品の上に「婦人の肖像」が描かれていることを突き止めていたそうです。「若い婦人の肖像」は1917年以降所在が不明でした。
この時点で『?』がいっぱいですよね。ミステリーです。
クリムトは死の数年前に女性の肖像画の連作を描いたことで知られています。「婦人の肖像」はその中の1枚で、これらの作品の中には未完成のものもあるそうです。
作品自体もミステリーなんですが、今回発見された場所がまたまた謎なんです。
美術館の清掃作業員が作業中に美術館の外壁を覆う厚さ30センチものツタを払っていたところ壁面に小さな扉が現れたんだそうです。作業員がサビだらけの扉を開けたところ、奥の小部屋から1枚の絵画を発見したんですって!それが今回の絵画です。
当時は絵の額だけが美術館の天窓の近くで見つかったため、天窓を通じて何者かが館内に侵入し、絵を盗み去ったと考えられていました。今回の発見によると絵が美術館の外に持ち出されていなかったということですよね!!!
過去にも盗まれた作品が発見された事例はありますが、クオリティーの高い偽物でした。しかし今回の発見は本物の可能性が高いといいます。
「誰が?」「何のために?」「何でそんなところに扉が?」
この謎が多い突然の発見にイタリア国内が盛り上がっています。\(^o^)/
私も思わず興奮しながら色々想像しちゃいました。皆さんも名探偵ばりにこのミステリーに挑んてみてはいかが?