こんにちはS&Tの上村です。ノーベル経済学賞に米ハーバード大のクラウディア・ゴールディン教授が選ばれましたね。

彼女は数世紀にわたる女性の収入と労働市場への参加について初めて包括的な説明を行った人です。彼女の研究は、変化の原因、そして今も残る男女格差の主な原因を明らかにしました。

ノーベル経済学賞の受賞も女性として3人目となるそうです。

現在も避妊ピルが女性のキャリアと結婚の決断に与える影響、社会的指標としての結婚後の女性の姓などについて研究を続けています。

素晴らしいですね。こういう人が受賞するのは大歓迎です。😄

ブログでもちょいちょいアート界の男女格差やジェンダー問題に触れていますがいまだにたくさんの問題を抱えていますよね。

残念ながらその格差は解消されたとはとても言い難いのが現状です。

そんな中でも声高に頑張っているアーティストもたくさん出てきています。

S&Tでもかなり女性アーティストには注目していて色々ご紹介しているのは皆さんご存知の通りです。そして、ちょっといやらしい話ですが、今が買い時なんだと私は思っています。だってその価値に比べたら圧倒的に安く感じます。

ま、女性アーティストなんて区別がある時点で差別のような気がしますが。😅

近い将来いずれこの問題は解消されていくことでしょう。

その時に現在の女性アーティストの作品の価格を考えると。

これ以上は言わないでおきますか。

S&Tでもマルティーヌ・グティエレス、ローズ・ワイリー、ゲリラガールズなどたくさんご紹介していますね。これらのアーティストの作品は買えるなら買っておいた方がいいですよ。オススメです。

今年の3月にはパルコでゲリラガールズの個展が開催されたのは記憶に新しいところですね。

というわけで本日の1品です。


Guerrilla Girls Forever / Guerrilla Girls
Poster Suite 2017-2021, 2021
Set of 12 signed digital prints and 5 videos
52 × 72 cm

GUERRILLA GIRLSは1985年ニューヨークにて結成。これまで約60名ほどの匿名メンバーが参加。2005年ヴェネチア・ビエンナーレ企画展「Always a Little Further」に参加。日本では1996年にオオタファインアーツ(東京)にて個展を開催。主な個展に2012~17年、アメリカ10ヶ所以上を巡回した「Not Ready to Make Nice: Guerrilla Girls in the Art world and Beyond」や、回顧展「Guerrilla Girls 1985-2015」(マタデロ・マドリード)などがあります。

彼女たちのインタビューより〜
『最初に集まったとき、美術界に自由の戦士が潜んでいることを知ってほしかったので、自分たちをゲリラ・ガールズと呼ぶことに決めました。長いあいだ、成人女性を幼稚っぽく『女の子(ガールズ)』と言う、軽蔑的なラベルを取り消したいとも思ったのです。まだマスクはない時期ですが、報道関係者に写真を求められ、メディア上で視覚的に存在する方法を見つけなければなかった。初期メンバーのひとりが『ゲリラ』を『ゴリラ』と誤ってつづったことをきっかけに、ジャングルに棲息するパワフルな動物として現れるのは、エスタブリッシュした芸術の内側に、より多くの恐れを引き起こす良い方法かもしれないと考えました。天啓でしたね。それ以来、ゴリラのマスクを被った私たちは、ゲリラ/ゴリラの詩とともにいます。』

彼女たちの作品は事実と皮肉、そしてインパクトのあるヴィジュアルを交えた作品で公共に介入し、政治の腐敗と性差別や人種差別を暴き出します。

今後もより良い社会のために彼女たちは戦い続けていくのでしょう。それもアートの力の持つ側面の一つですね。素晴らしい。

これからS&Tに入荷する作品もこのゲリラガールズに関係するアーティストの作品。これがとんでもなく良いんですよね。

早く来ないかなと首を長くして待っています。売る気あるのかと言われそうですが。(笑)

もちろんお問い合わせはS&Tまで。

それでは皆さん本日も良い1日を。