こんにちは。S&Tの上村です。昨日額屋さんと打ち合わせ。初めての額屋さんなので色々お話ししました。

ここにもネット普及の影響が出ていて安くて手頃な額が出回り苦戦を強いられている様子。

しかし!

私は常日頃から言っているように額も作品にとっては非常に大切なもの。生かすも殺すも額次第と言っても過言ではありません。

昔は額屋さんも職人さんが沢山いて作品を見ながらあーでもないこーでもないと打ち合わせを重ねてその作品にベストと思われる額をつけたものでした。その作業もまた楽しい時間でもありましたね。

今は既製の額をサイズ調整だけしてただ入れるだけの額屋さんが増えてしまいどこにいっても同じような額しかないんですよね。😅

当たり前ですが、それだとやはりネットショッピングの安い額に負けるわけです。

そしてアクリルの問題も。ここでも日本は非常に遅れていて未だに反射のものすごいアクリルが主流です。ですので最近は私は海外で額装して送ってもらうこともしばしば。だって海外で額を頼むと無反射ガラスが標準でしかも安い!

送料がちょっと高くなりますがどっちが良いのかは明らか。

そんな話を額屋さんとしていました。そこに額屋さんの未来があるように私は思います。そして、私のような人が少なからずいるはずですのでそういう額屋を目指せば需要は必ずあるんじゃないでしょうか?

皆さんはどう思います?

私にとっても良い額屋さんは貴重なので頑張ってほしいなと思います。

というわけで本日の1品です。

Sommer 2020, 2021 / Andrea Muheim
Oil on canvas

Andrea Muheimは1968年チューリッヒ生まれのアーティストです。彼女は肖像画、風景、インテリア、そして静物などの古典的なジャンルからモチーフを選びます。

1988/1989年チューリッヒデザインスクールと1989年から1991年までベルンデザインスクールのフリーアートクラスで教育を受けました。2019年からチューリッヒ芸術大学の準備コースで絵画の講師を務めています。