こんにちは。S&Tの上村です。往々にして、作家に限らず人は様々な経験を経て人間的な厚みが出てその人の魅力の一つとなったりしますよね。

何も経験がない人の話ってやっぱり面白くないですもんね。😅

アートショップ でお馴染みの平野 千明さんも何やら思うところあったようで本日、9月1日から心機一転新しいプロジェクトを発表しました。

それがこちら!

平野 千明さんのFBページより。
【心機一転】今年で作家活動を始めて丸10年。紆余曲折ありましたが結局の所『自分の感受性は自分で守るしかない』ということですね。良い出会いも悔しい経験も多々ありましたがここまでの10年を一区切りとし新しいスタートを切ります。今後『NUMBER』と名付けたシリーズ作品を展開していきます。設計にいままでの倍の時間をかけるので筆は遅くなりますがその分命を吹きこんだ作品を発表していきます。是非、ご期待くださいませ。

第1弾として『01 DEXTER』を本日より受付開始です。

DEXTER (デクスター)
Size 1100×700
Method paper (cut out)

”現代型進化論”
人は動物の中で唯一自然を破壊することで新しい価値を創造しました。昆虫は1億年の 年月をかけて自己の体に羽を手にいれましたが人間は破壊と創造を繰り返すことで外 部に新たな価値を求めました。創りあげた価値は壊され、すぐに新しい価値への転換 がはじまります。これが人間の選んだ新たな進化の形です。2020年、東京の街を見上 げると機械文明が生んだ建造物が乱立しています。まるで街自体が意志をもったひと つの生命として荒々しく息をしているように映ります。限られた区画の中で膨張し存 在意義を変革し続ける生物。ダーウィンの言葉を借りるのであれば一度、変異を生じ 始めた生物は留まることなく変異を繰り返すのです。完成することのないその姿には たしかな美しさが内包されています。無機物の集合体でありながら漲るエネルギーの 放出。白と黑の重なりにより生まれる造形を通じ人間が起こした進化の姿を表現して おります。

そしてここからがまた新しい試みです。オリジナルを元にエディション作品を発表しています。

DEXTER
Edition 15
Size 300×300

今後およそ2ヶ月ごとに発表予定のこのプロジェクト。紆余曲折を経て人間的魅力もさらに増した平野さんの作品をご自分の目で確かめて下さい。

下記日程にて作品の展示会を開催致します。※完全招待制
会期: 2020年9月26日(土) 11:00-19:00
会場: TRiCERA MUSEUM 東京都港区高輪3-22-5 SDS高輪ビル

もう少し詳しく知りたいという方はS&Tまでお気軽にご連絡下さい。

アーティストとして、そして人間的にもひと回り大きくなった平野さんの作品に今後も目が離せません。楽しみです。\(^o^)/