こんにちはS&Tの上村です。昨日はシークレットセール初日。いらっしゃった方もいらっしゃれなかった方も落ち着かない様子でした。(笑)

今回はいつもと違うので予約してゆっくりと会期中にご覧いただければ大丈夫です。作品がなくなっちゃうことはありません。そして、お目当ての作品があっても手に入るとも限りません。全ては皆さんと作品のご縁。改めて展示してみると実に素晴らしい展示です。見たことがある作品から見たことない作品まで色々展示していますがため息が出ること間違いなしです。

現に昨日いらっしゃった方はお子さんといらっしゃったのですが、真剣に作品を見ながらため息をついていましたよ。私は何をしていたかというとその間ずっとお子さんとテレビを見ながら喋っていました。(笑)

きっとその方は昨日は興奮で眠れなかったことでしょう。

そして、久しぶりにご連絡いただいた方からLINEが。『今ドイツにおります。こちらは昨晩から雪が降ってヒドイ天気ですが、山形はいかがでしょうか。天気が悪くて美術館日和なので、シュツットガルトに行ってきます。』ということでした。

この方4ヶ国語を巧みに操る才女で、世界中飛び回るお仕事されています。

『いいな、いいな』とうらやましく思ってやり取りしていると最後にこんな一言が。

『美術館で沢山の名画に囲まれるのも良いのですが、上村さんのところでじっくりと一つ一つの作品と向き合うのもまた格別なので、また家族と伺いたいです。』と。

世界中の美術館に行っている方にそんなことを言われると、何だか世界に認められた感じがしてめっちゃテンション上がりました。😆

そんな初日でしたので尚更今年最後のシークレットセールやって良かったなと思いました。

まだこれから長丁場ですが精一杯お客様に楽しんでもらおうと思います。

ご予約が少し面倒かもしれませんがたっぷり楽しんでもらうためには仕方ありません。遠慮なくご一報くださいね。

作品との出会いもご縁。素晴らしい人との出会いもご縁。世界はご縁で繋がっていると日々実感しております。(笑)

というわけで本日の1品です。

Les Fantômes de Varsovie (La Chanteuse), 2002 / Christian Boltanski
Black and white photographs
119.1 × 64.1 cm

クリスチャン・ボルタンスキーは1944年フランス生まれのアーティストです。1968年に短編映画を発表し、1972年にはドイツのカッセルで開かれた国際現代美術展のドクメンタに参加して以降、集団や個人の記憶、存在と不在を作品の主なテーマとして世界各地で作品を発表ました。80年代には、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡をテーマに据え、世界各地で作品を発表しました。残念ながら2021年の7月に亡くなっちゃいましたね。

日本でも2019年に回顧展が開催されましたが、見たかたも多いんじゃないでしょうか?

主な作品収蔵先に、ニューヨーク近代美術館、テートギャラリー、ポンピドゥー・センターなどがあります。

今回のシークレットセールは目にみえる部分とシークレットな部分が色々あるセールとなっております。それを引き出すか引き出せないかは皆さんの腕の見せ所です。(笑)

おっと言い過ぎました。作品だけでなくそんなことも考える今年最後のイベントです。思う存分に楽しんで下さいね。

シークレットセールは12月25日(月)まで、そして、締め切りは23日(土)まで。

それでは皆さん本日も良いI日を。