こんにちはS&Tの上村です。昨日もシークレットセールをたっぷりと楽しんで頂きましたが、皆さんため息が。(笑)

気持ちはわかります。😄

気になる方はお早めに。予約制なのでスケジュールが空いていればいつでも大丈夫ですので遠慮なくご相談下さいね。

シークレットセールは12月25日(月)まで。

さて、シークレットセール開催と同時に25日から気になる展示が始まっています。それが、『そのとき、あなたは、何を着てた?(What Were You Wearing?)』。

性暴力被害と服装について考える展示で、上智大学2号館1階エントランスで開催されています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、こちらはアメリカの倫理学者 メリー・シマリング(Mary Simmerling)が、自身がレイプ被害に遭った体験を書いた『What I was wearing(私が着ていたもの)』という詩をヒントにしたアートインスタレーションとして、2014年にアメリカでスタートしたものです。日本での開催は今回が初となります。

性暴力の被害に遭った方に被害時の服装について記述してもらい、その時の服装に近いものを再現して展示することで『挑発的な服装をした若い女性が性暴力被害に遭う』という先入観をなくし、性暴力とその二次被害を防ぐとともに、被害者に『あなたは悪くない』というメッセージを届けることを目的としています。

素晴らしいですね。

同展を主催する田中雅子教授は、今回の日本での開催について『昨年の夏、ニューヨークの国連本部で見た「What Were You Wearing?」の会場には、軍服や手術着、男性の普段着、幼児の水着など、性暴力の被害者の服装として一般に想起するものとは違うものが並んでいました。『あなたが何を着ていようと関係ない(What you wear should not matter)』というメッセージには、露出が多いと性暴力の被害に遭いやすいといった“レイプ神話”を壊す力があります。』と述べ、『女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)から国際人権デー(12月10日)までの16日間には、世界各地でジェンダーに基づく暴力撤廃を目指すキャンペーンが行われます。日本初のWWYWをきっかけに、このキャンペーンが日本でも定着することを目指します』とコメントしています。

<ニューヨーク国連本部での展示の様子>

画像を見ると被害にあった時には至って普通の格好をしているのがわかります。頭ではわかっていてもやはり実際に自分の目で見ると改めて考えを新たにしないといけないことを実感しますよね。

ぜひ多くの方に見て欲しいなと思います。

https://dept.sophia.ac.jp/is/igc/detail.php?n=2023013

会期は12月8日(金)まで。お近くに行く方はぜひ足を運んでみて下さいね。

今回のシークレットセールでもそんな問題にずっと取り組んできたアーティストの作品も展示しています。

そんな話をしながら改めて作品もじっくりとご覧くださいね。そして大いに語りましょう。

それでは皆さん本日も良いI日を。