こんにちは。S&Tの上村です。最近ブログでも何度か書いていますが、資産とアートの話をしたりする機会が多くなっているように感じます。それに伴って社会のアートに対する関心が以前に比べて高くなっているように思います。そして、多くの人がアートを買おうとしている人も増えてきています。
私にとっては願ってもないことなのですが、それには気をつけなければならないことがあるのかなと思います。今日はそんなお話ができればと思います。
関心が高まっているのですから買おうという人が増えて当然ですが、浮き足立ってアート作品を買っても良いことはありません。もちろんマーケットが活性化し業界が潤うので良いことなのですが、値段がバカみたいにつり上がっていくことも懸念されます。私としてはお客様にはやはり適正な価格で購入してほしいなと思います。
また、流行りにのって「アートとは何か?」を考えないで買う人もいます。単なる資産のみでアートを見てしまうことは、せっかくアート作品を買うのにとてももったいないと思います。
マルセル・デュシャン曰く「作品は、アーティストが作っただけでは完成しない。鑑賞者がそれを見て、自分なりの解釈を加えることではじめて完成する」だそうです。だから、見て解釈することが、鑑賞者として重要な行為になってきます。
単なる資産ではなくて、その辺のことも理解した上で購入されることをオススメします。
ま、難しく考えても仕方ないですが。笑
せっかくアートを買うのだったらその辺の魅力を余すことなく堪能してくださいね。