こんにちは。S&Tの上村です。昨日作品の件でスイス在住の方と電話していたところ、その方のお話を聞いて興奮しちゃいました。その方もすっかり興奮した様子でお話されていましたが、その内容に私も興味津々になっちゃいました。世の中にはまだまだ知られざるコレクションがあるんですね。そんなコレクションを私も見てみたい。

そう言えば昨日で終わっちゃいましたが、日産アートアワードが今年も開催されていましたね。ゴーンさんがあんな事になってからこの賞もなくなっちゃうかななんて心配は無用でした。余計な心配して関係者の皆様ごめんなさい。m(_ _)m

この日産アワードはとても良い賞だと個人的に思っています。

ご存知の通り日産自動車が「人々の生活を豊かに」という企業理念のもとに、現代美術における優れた日本のアーティストの支援と、次世代へと続く日本の文化発展への貢献を目的に2013年に設立されたものです。これまでに、宮永愛子、毛利悠子、藤井光がグランプリを受賞しました。ファイナリストに選出された岩崎貴宏が第57回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館(2017)で個展を実現したり、久門剛史が第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ企画展(2019)にアピチャッポン・ウィーラセタクンとの共同作品を出品するなど、国内外で更なる活躍を見せています。

グランプリ受賞者には賞金300万円(ファイナリストの賞金100万円を含む)と海外レジデンスの機会が与えられる賞はアーティストにとって素晴らしい飛躍の機会であることは間違いありません。今後も会社の情勢に関わらずぜひ続けて欲しいなと切に願っています。

今年の受賞者の話や「#おうちで美術鑑賞」といった映像コンテンツがYouTubeの日産自動車株式会社の公式アカウントで公開されているのでご興味あれば見てみてください。

こんなすごい賞とは比べものになりませんが、アートショップ もこんな風に世界に羽ばたくアーティストを支援していければいいなぁと思います。

また支援の形は一つではありません。こういう賞ももちろんアーティスト支援ですが、作品をコレクションすることもアーティスト支援の一つです。ただその支援の結果が、実は後々とんでもない価格になって自分に返ってきちゃったらもうそれは支援と呼ぶのか何なのか?と疑問は残りますが。(笑)

それもアートの面白さの一つですね。