こんにちは。S&Tの上村です。昨日のお客様にはChing Ho Chengの作品をたっぷりと堪能して頂きました。最初のお客様は本当に見たい一心だけでいらっしゃったようでこれから雪かきだとお茶も飲まずに帰っていかれました。

しかし、私はここでまたアートと人との出会いに立ち合っちゃいました。🤗

その方は私からわざわざ見に来て欲しいと連絡頂くなんてどんな作品なんだろうと興味本位でいらっしゃったそうです。だから雪かきの忙しい合間にいらっしゃってくれたんですね。

本当に見るだけのつもりが『う〜ん。出会いですね。』とため息を漏らしながらご予約。やっぱりアート作品との出会いはタイミングなんですね。

決して買いにきたつもりはなかったとお客様はおっしゃいます。

いつもこういう時はちょっとした運命的なものを感じます。

ま、私のセレクトもいいんですけんどね(笑)

もちろん彼の作品がそのぐらい素晴らしいということですが。

その後のお客様も非常に感動して見ていかれました。その方もよほど悩んだのでしょう。どの作品にしようか2つまで絞って帰られましたよ。(笑)

Chingの作品はそのぐらい魅力的なんですね。これもやはり実物を見ないとわからない感想なのかもしれませんね。

まだ実物をご覧いただくことはできますのでご覧になりたい方はお早めにいらっしゃって下さいね。

亡くなっている作家さんだけに次にいつ実物を見られるのか。

管理人でもある遺族とも非常に仲良くなっておりますのでS&Tはかなり珍しいものも入手可能です。ただ作品数は限られますのでご興味ある方はお早めに。

亡くなってなお個展や企画展がチョイチョイ開催される作家だけに実力はお墨付きです。

非常にイッちゃっていますがその中になぜか禅の心のようなものを感じる不思議な魅力のある作品ですよ。

というわけで本日の1品はChing Ho Chengの作品から。

Untitled, 1974 / Ching Ho Cheng
Gouache on rag board.
24 x 24インチ

Ching Ho Chengはキューバのハバナ生まれで、1970年代から1980年代にかけて活躍した現代アーティストでした。彼はクーパーユニオンで絵画を学び、タオイズムの教えに没頭し、チベットの芸術、ホピ、ナバホの工芸品などを参照しその折衷的な作品を探求しました。 1970年代初頭、彼はパリとアムステルダムで数年間過ごし、1976年に最初の個展を開催しました。その年にニューヨークに戻ったとき、彼は伝説的なチェルシーホテルに定住し、ホテルの他のクリエイティブな住人とのつながりを築きました。わずか42歳で亡くなってしまったのは非常に残念なアーティストの一人です。

彼は生前『私にとって絵画はとてもスピリチュアルなものです。 それは私がする最も精神的なことです。』と言っていました。

ご興味ある方はS&Tまで。