こんにちは、S&Tの上村です。昨日のお客様に一昨日の話をしていたら『すげ〜、すげ〜』としきりに感動していました。彼もコレクター歴4年目に突入しましたが紆余曲折ありながらやっぱりアートが大好きで初心を思い出したのでしょうか、かなり感激していましたよ。これだからコレクターはやめられないと言っていました。🤗

その後に私のお友達が私用で来たついでに展示作品を一通りご覧頂きました。私の仕事の影響からS&Tのイベントにもちょいちょい顔を出してくれたり、さまざまな展示も見るようになっていましたが、説明しているとその方の変化に気がつきました。

元々嫌いではないのでしょうけれど、当初はそんなに興味もなかったと思います。私の影響で少し興味を持って見ているうちにいつの間にか見る目がついたようです。なかなかの目利きになっていました。🤗

それを見ていていつも言っている事なのですが、やっぱり見せ続けることが啓蒙活動になるんだなと改めて思いました。価格もなんとなくわかってきたようで、最初は腰を抜かしていた金額を言っても『安い!』なんて言っていましたよ。(笑)

欲しいものも出てきたようですが、あとは予算の問題。

こればかりは私が関知できることではありません。ここまでくればあとは最初の1つをゲットするのみ。準備はできましたね。

また一人アートへの入り口に立っちゃいましたね。私は手招きするだけです。(笑)

本物を見せ続けることが結果としてある意味教育になるのだと改めて確信した昨日です。

色々と初心を思い出した日でした。

さて、初心を思い出したついでに本日はこんな本のご紹介。作家や作品だけでなくアートにまつわる事件やエピソードなども非常に面白いものです。それらもひっくるめて皆さんドンドン沼にハマり込んでいくんですよね。本当に深いです。そんな名画・美術品をめぐるドラマを紹介した本がこちら。

アート・ローの事件簿 美術品取引と権利のドラマ篇
慶應義塾大学出版会

紹介文はこんな感じです。

小説より面白い 名画・美術品の裁判!
「岩窟の聖母」の報酬裁判? メイプルソープの写真はわいせつ? ピカソ、レオナール・フジタの作品は掲載できない?
アートをめぐる取引、作家の権利はどう判断されているのか。


アートマーケットが盛況のいま、比例して美術品に関する裁判事件も増加している。
アートと著作権、外国の美術館からの取り戻し、環境保全に関する事件など、特にアートとマーケットにかかわる数々の裁判事件を紹介する。
美術品にまつわる事件の「面白さ」に加え、アート法の世界を楽しむことのできる1冊。』

アートの沼の住人はきっと作品だけじゃなくこういうことも加えて芸術に魅了されているんですよね。

変なドラマよりよほど面白いのは間違いありません。

本にもならないS&Tで起きた嘘みたいなホントの話もまた、かなり面白いですよ。(笑)

そんな話をしながらS&Tで作品を堪能して下さいね。アートがもっと好きになること間違いありません。😆

いつもいつも言っていますが、やっぱりアートは面白い。

それでは皆さん本日も良い1日を。