こんにちは、S&Tの上村です。第60回ヴェネチア・ビエンナーレが開催されていますが盛り上がっていますね。つい先日もローマ教皇フランシスコが訪れて話題になっていましたね。😮
129年の歴史の中でヴェネチア・ビエンナーレを訪れた教皇は、フランシスコが初めてなんだそうです。ついに来たか!
バチカン館を訪問されたそうですが、バチカン館は現役の女子刑務所を会場として使用しています。それも凄いですよね。
バチカンは2013年にヴェネチア・ビエンナーレに初参加しましたが、刑務所を会場にしたのも今回が初めてなんだそうです。初めて尽くしですね。
ポルトガル教皇のジョゼ・トレンティーノ・デ・メンドンサ枢機卿が率いるバチカンの文化庁の依頼によるもので、枢機卿は、このパビリオンは訪問者を『現実に直接巻き込む試みだ』と説明しています。
同館にはマウリツィオ・カテランやS&Tでもお馴染みのクレア・タブレの作品も展示されています。
教皇は刑務所の中庭に集まった約80人の受刑者一人ひとりに挨拶し、皆にこう伝えたそうです。
『逆説的ですが、刑務所での生活は、あなた方が参加するバチカン館に象徴されるように、何か新しいことの始まりを意味します。私たちは皆、赦されるべき過ちと癒すべき傷を負っていることを忘れてはなりません』
さすが教皇。これを聞いた受刑者の皆さんも感動したんじゃないでしょうかね。
私が感動したのがこの後。
教皇は刑務所の礼拝堂で、ビエンナーレとバチカン館に参加するアーティストたちに会い、彼らの作品が人種差別や外国人嫌悪、生態系の「不均衡」、貧困層への恐怖、不平等への取り組みに役立つことを伝えました。
そこで強く言っていた言葉がこちら。
『世界はアーティストを必要としている』と。
もう感極まりますよね。私はキリスト教でもなんでもないのですが何だか嬉しくなっちゃいました。😆
健康状態を心配されている教皇ですが、わずか5時間の滞在を精力的に活動していたそうです。
真面目な話、アートなんて贅沢品だとか金持ちの道楽だとか言っている人に聞かせたい言葉です。
さすが教皇わかってらっしゃる。
よく知りませんが何だか好きになっちゃいました。(笑)
これからも元気に精力的に活動してほしいなと思います。
みなさんはこの出来事どう思いますか?
私も教皇ほど影響力はありませんが強く言いたい。
『世界はアーティストを必要としている』と。パクリです。(笑)
そんな話もしにS&Tへお越しくださいね。
それではみなさん本日も良い1日を。