おはようございます。S&Tの上村です。

昨日はアートショップにご来店の皆さまありがとうございました。

良い天気で、連休ど真ん中ということもあり、中々皆様のご予定も詰まって

いらっしゃったのかいつになく閑古鳥が泣いていました。

お茶の飲み過ぎでお腹タプタプのアートショップでした。笑

とはいえ、作品も展示もとても素晴らしいものになっていて今日一日で終わらせるのは

もったいないということになり、菊地さんの作品を本日のウルスブランさんで

展示させていただけることになりました。

予期せぬウルスブラン×アートショップのコラボになります。

ヤスヒロ君の作品も展示数増やしてご覧いただけるので、チハルさんのいれた

美味しいコーヒーを飲みながら、連休最終日の素敵なひと時をお過ごしください。

今回菊地さん初参加でしたが、八百万(やおよろず)のシリーズという素晴らしい作品

を産んでいただきました。ちょっとご紹介しますね。

<8million(8,000,000)/八百万(やおよろず)のシリーズについて 菊地 純/JunKikuchi>

人は、人のカタチを見出してしまう。

絵を描くという行為は、カタチの無いものにすらカタチを与える。

ソシュールが、言葉をシニフィアン(意味しているもの)とシニフィエ(意味されるもの に)に

分けたように、絵の見かけの表面とそこに何を見るのかは、常に主体に委ねられる。

二股の大根は、東北地方などで大黒様へのお供えとする風習がある。

各地で「妻迎え」「嫁 取り」などとも呼ばれ、ところによっては、葉っぱなどを

着物に見立てて着せることから、 「二股の大根」そのものを人型「お嫁さん」

としてあつかっているものと思われる。

「八百万」は数がとても多いという意味であり、古来万物には全て霊が宿るという考え方

もある。

人が、人のカタチを見出し、擬人(神)化してしまうのは、人である性(さが)であり、

AIや、アンドロイドにすら人(神)格を見出してしまうだろう。

また常に、それは主体に委ねられる。客体がなんであるかは問わない。

主体が、人のカタチ をそこに見れば、全てのものを擬人(神)化してしまう。

カタチの無いものも、絵にすればカタチが与えられ、身体をもち、人格を見出されてしまう。

陰陽師が「名は呪」だと言うように、絵は呪(まじない)であらねばならない。

この素晴らしい八百萬とのコラボレーション是非ご堪能ください。

作品の裏には菊地さんのサインとナンバーが入っていますが、思わず笑ってしまう

仕掛けも・・・。\(^o^)/

見てのお楽しみです。

私本日いれないのが残念ですが、ウルスブランのチハルさんの素敵な笑顔と

看板息子の山田さんの120%の微笑みでお出迎えします。笑

それでは皆さま本日も良い一日を。