こんにちは、S&Tの上村です。昨日少し倉庫の整理をしていると大昔の資料や名刺が大量に。皆さんご存知のように車の運転ができないので中にいることが多く、ここのところそんな昔のいらなくなったものの片付けをしています。
片付けながらいるものといらないものに仕分けしているとこんな人と会ってたんだとしばしタイムスリップしていました。
すっかり忘れていたものの意外とすごい人たちの名刺も出てきて自分でもビックリ(笑)
また、昔は写真で作品紹介していたんでしょうね。それこそものすごい人たちの作品の写真がたくさん出てきて『こんな作品扱ったっけ?』なんてほぼ記憶喪失ぐらいの勢いで忘れていました。💦
記憶なんて脆いものですね。😅
せっかくなので少し出せる範囲で写真などいらっしゃった方にはお見せしようかなと思います。ま、きったないですが…。
たまには昔のことを振り返るのも良いものですね。
しばしノスタルジーに浸りましたが、でも、やっぱり未来の方が楽しみです。やりたいこと叶えたい夢がたくさんありすぎてまだまだ振り返っている余裕がありません。
振り返ることが多くなったらなんだかもうすぐ死にそうな気がしちゃいますよね。(笑)
皆さんはどう思いますか?
昨年あたりから『S&Tは女性アーティストの作品多いですね』なんてご指摘を受けることが多いのですが、特にそれを意識しているわけではありません。
もちろん芸術界のジェンダー問題は問題視していますが、なんだかそこばかりを意識しちゃってやるのも違うような気がします。
女性アーティストの作品が多いというよりは単純に良い作品を取り扱っているつもりなのですが、結果として女性アーティストの作品が多くなっているようです。特に関係はありません。
現在、1点公開している新入荷の作品もよく考えると女性アーティストですね。
ま、そんなことも関係なくしっかり作品を見て欲しいなと単純に思いますが、ジェンダー問題に関心が高まっている昨今は無視するわけにもいかないんでしょうね。
いずれにしろ良い作品は良いときちんと作品を見て語って欲しいなと思います。そして、正当な評価をされるように願っています。
いずれそんな性の問題など語られなくなって初めて平等と言えるんでしょうね。
あくまで私見ですが。
というわけで本日の1品です。
もうS&Tではだいぶお馴染みですね。May Stevensの作品から。
スティーブンスはマサチューセッツ州ドーチェスターで生まれのアーティストです。2019年に残念ながら亡くなっています。
彼女は最初から、芸術は個人的な表現だけでなく、社会的解説に使用されなければならないと信じていました。彼女の芸術は通常、政治活動家としての彼女の個人的な経験に関連しています。
彼女は公民権運動に従事し、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアがカタログの紹介を書いたフリーダムライダーと呼ばれる1964年の展覧会につながりました。1967年から1976年までのスティーブンスのビッグダディシリーズは、ベトナム戦争に対する怒りの反応として作られました。これらの大きなポップアートスタイルの絵画は、彼女の最も有名な絵画の1つです。
フェミニスト芸術運動に触発されたスティーブンスは、女性アーティストの人生を個人やグループのポートレイトで称え、それを「オルタナティブ」な美術史とみなしている。。彼女はまた、1977年から92年まで出版された雑誌「Heresies: A Feminist Publication on Art and Politics」の設立を支援しました。
1981年のスティーブンスの息子の死は、彼女の作品の方向性を変えました。彼女の後の絵画は、痛烈な感覚が染み込んだ風景でした。
彼女はゲリラ・ガールの元祖であり、重要なフェミニスト出版物『Heresies』の創設メンバーでもあります。彼女の作品は、MoMA、ホイットニー、ブルックリン美術館、ハーバード美術館、ダートマス大学フッド美術館などに収蔵されています。 (1924–2019)
日本ではゲリラガールズは知っていてもメイ・スティーブンスを知っている方はあまり多くはないと思います。しかし、彼女の作品は非常に興味深い作品です。
先日も1点入荷していましたがすぐになくなっちゃいました。
現在S&Tでも力を入れているアーティストの一人です。
ご興味ある方は遠慮なくご連絡下さいね。
それでは皆さん本日も良い1日を。