こんにちは、S&Tの上村です。昨日オマージュの話を少し書きましたが、いろんな方に見てもらえるように画集など少し余計に準備しました。遠慮なく見にきて下さいね。新入荷の作品も1点公開します😆

さて、話は変わりますが昨年注文していてすっかり忘れていた画集の請求が来た時に不正請求かとつい最近大騒ぎしました。(笑)

その問題の作品集が昨日到着しましたが、予想以上に面白い!!!

2023年5月から8月までVija Celmins とGerhard Richterのハンブルク美術館で開催された大規模な二人展にあわせて刊行された作品集。

『DOUBLE VISION by Vija Celmins, Gerhard Richter』

この2人展は昨年どうしても見たかった展示の一つでしたが残念ながら行くことは叶わず、この作品集だけ予約していたのでした。すっかり忘れていましたが。😅

絵画、ドローイング、版画、オブジェなど二人展で展示された二人の作品を収録しています。

両者の日用品への初期の芸術的関心から、戦争と移住の考察、そして芸術哲学を反映した作品のほか、両作家の作品に見られる魅力的で写実的な海の風景とグレイという色の探求、そしてイメージの現実をめぐる問題に取り組む幅広い考察と二重表現について言及しています。

現実とは何か、表現とは何か。そして、知覚は、見ることそのものは、どのようにして可視化されるのでしょうか?

ハンブルク美術館はこの二人展で二人の作品に新たな解釈を提供しています。

両者の作品に見られる驚くべき類似点と共通点がいかに多いことか。

私はまたこの二人の性が男と女という点にも注目すべきことじゃないのかと思っています。今だからこそ比較するべき両者の作品なんじゃなかろうかと思うわけです。両名ともまだ存命ですし。

いや〜実際の展示見たかった。日本ではなぜこういう面白い展示やらないんだろうか?

リヒター展大盛況だったようですが、私はこっちの展示が見たかった。(笑)

あくまで私見ですよ。

そんな思いに駆られながら午後からはゆっくりとその作品集を見ながら過ごすことができました。しばしの休息は至福の時でした。

この作品集は手元に置いておいた方がいいかも?とおススメしたくなる作品集でしたよ。ご興味ある方はぜひ。

それでは皆さん本日も良い1日を。