こんにちは。S&Tの上村です。名画鑑賞の楽しみの一つとして謎解きがありますが、この度誰もが知っているダビデ像の謎が一つ明らかに。

ミケランジェロ「ダビデ像」

このダビデ像は、聖書の中の物語で、のちにイスラエル王国の王となる青年ダビデがフィリスティアの巨人ゴリアテとの戦いに挑む姿を刻んだ高さ5.17メートルの大理石像です。

今回「デジタル・ミケランジェロ・プロジェクト」というプロジェクトで、右目がこちらを向いているのに対して、左目がやや外側を向いているということがわかりました。いわゆる斜視ですね。

このことは500年間誰も気が付かなかったそうです。ま、5.17メートルもあればあまり正面から見られることもなかったので当然と言えば当然ですが^^;

また、聖書の中にはダビデが斜視だったという記述はないそうです。もし、斜視だったら、巨人の額に一撃で石を命中させることはできないでしょう。ミケランジェロはすべての角度を計算してこの像を作ったと言われています。だから、もちろんこのことも知っていた上で、この高さで正面から見られることはないだろうとあえて無視したのではないかと考えられています。

さすがのミケランジェロもこんなデジタル時代がやってくるとは想像もしなかったんでしょう。笑

面白いですよね。\(^o^)/

名画を見る時に、こんな風に見るのも面白いですよね。自分が好きな名画などあれば時代背景やそれがつくられた経緯などを調べてみると新たな発見があって新鮮かもしれません。皆さんもたまにはこういう見方もいかが?