こんにちは。S&Tの上村です。昨日FacebookやInstagramが大混乱でしたね。私も中々ブログを上げることができず困っちゃいました。😅
しかし、よく考えると別にSNSを使わなくても支障はないのに、今回のようなことになるとちょっと不便に感じるのはそれだけライフスタイルの一部になっちゃっているということなんでしょうね。いいのか?悪いのか?微妙なところです。
さて、デンマークで驚くべき騒動が起きているのを皆さんご存知でしょうか?
舞台はデンマークのKunsten近代美術館。問題となっているのは同美術館が芸術家のJens Haaning氏に依頼した「An Average Danish Annual Income」と「An Average Austrian Annual Income」という本物の紙幣を用いた2作品です。
作者は最初の作品公開時は銀行から紙幣を借りて展示しましたが、今回は美術館の予算から借りていました。その金額はそれぞれ32万8000デンマーククローネ(約573万円)と2万5000ユーロ(約324万円)。
そして作者が美術館に送りつけてきたのがこちら。
なんと作品の代わりに空っぽの額縁が送られてきました。😲
『新手の泥棒か?』と思いますよね。(笑)
その後デンマークのラジオ番組に登場した作者は「彼らの金を私が拝借したことが作品なんだ。泥棒じゃない。これは契約の一部で、その契約も作品の一部なんだ」と主張しています。
さらに彼は「もちろん金は返さないよ。借りた金を返さないってのが今回のアート作品なんだ」と居直っているそうです。😅
同館の館長によると、新しい展示会の前日にHaaningさんからこの2作品が送られ、梱包を解いた時点ではじめて空っぽの額縁だけだと判明。加えてHaaningさんはメールで、この新しい作品「金をぶんどって逃げる(Take the Money and Run)」の方が面白いだろうと言ってきたということです。(笑)
美術館側は現時点で警察に届けるつもりはないとしていますが、2022年1月16日を期限として返金するように求めています。
実際は900万円近い現金なので笑い事ではありませんよね。
それでも作者はこう言っています。
「金を返すってことはあり得ない。俺が彼らの金をぶんどることが作品なんだから」
『盗人猛々しい』とはまさにこのことじゃないでしょうか?
これは詐欺(?)それともアート(?)。
はたしてどんなラストシーンを迎えるのか?
この騒動の結末から目が離せません。
不謹慎ですがやっぱりアートは面白い!