こんにちは。S&Tの上村です。今年に入って急に寒くなった感じがしますね。いつもなら冬の寒さにも慣れている頃ですが今年はまだ慣れずにいます。年取ったからですかね。💧

皆さんはいかがですか?

さて、皆さん鳥取県立美術館の購入したアンディ・ウォーホルの立体作品「ブリロの箱」は記憶に新しいことと思います。その後どうなっているのか気になりませんか?

鳥取県が約3億円で購入したウォーホルの『ブリロの箱』

鳥取県はこれまで、美術館の目的や収集方針についての住民説明会を各地で開催してきたようです。

その中で先月12月29日に開催された説明会は中々よかったんじゃないかと個人的には思います。それまでの説明会とは違い作品に焦点を当て、理解を深めてもらおうと企画した説明会だったようですが、初めからそうすべきだったんじゃないかと…。

参加者は「最初は値段に驚いたけれど、他作品との関係性の中でブリロの箱を見て、どんな考え方ができるのか興味がわいた」とコメントしています。

それにしても参加者が25名とは。騒いだ割には関心が薄いような。😓

1月15日に倉吉市内、2月23日に鳥取市内でも説明会は開催されるようです。

個人的には鳥取県は結構頑張っているなと感心しています。中々一朝一夕にはいきませんがこういう地道な活動が後々評価され日本人のアートへの意識も変わっていって欲しいなと思います。

それにしてもあまりニュースに出ることもなくそのまま忘れ去られていますよね。極めて日本らしい反応です。😅

せっかく最初の一石が投げられたのでその後どうなったかにも皆さんには注目して欲しいなと思います。

というわけで本日の1品です。本日は1月1日までMoMAで回顧展が開催されていたWolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)のちょっと珍しい本。

Wolfgang Tillmans presents : “Krishnamurti. Freedom From The Known”

哲学者のジッドゥ・クリシュナムルティの代表的な著書『Freedom From The Known(既知からの自由)』という本の再出版の文庫本の装丁をWolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)が担当し、中にティルマンスのサインがしてあるというもの。この企画色々なアーティストが自分で本を選んで、自分の作品で装丁するというものでした。そんな中の1冊です。200部限定で2006年に出版されたものです。

哲学的なティルマンスの作品と著名な哲学者クリシュナムルティとの時を超えたコラボです。

中は英語で書かれている哲学書ですのでお間違いなく!!!

作品とは違いますが、ちょっと珍しい1品です。

ご興味ある方はS&Tまで。

それでは皆さん本日も良い1日を。