こんにちは。S&Tの上村です。先日ブログでも書きましたが、先週は色々なご縁を特に感じる1週間でした。その中で私がどうしてもお取り扱いしたいと思っている作品ともいくつか出会いがあり、現在交渉中です。中々作品がない作家さんで今後ますます人気が出るであろうと容易に想像できるのですが、お取り扱いできるかは未定です。(⌒-⌒; )

昨日もその関係でほぼ半日が取られてしまいました。皆様にご紹介できる日が来ることを願って現在奔走中です。

また、先週はイドリス・カーン の版画作品の額装上がってきました。かなり額を選ぶ作業が難航した作品でしたがとても素敵に仕上がりましたよ。ぜひご覧くださいね。\(^o^)/

イドリス・カーン 作品と出会ったのもだいぶ前になりますが、その頃からあれよあれよとメジャーになっていき、現在はオリジナルは1000万円前後するようになっています。比較的買いやすいものもありますが、やはりアート作品は『あっ!これいい!』と思うような作品は大体高いですよね。^^;
みなさんもそう思いませんか?

イドリス・カーンに関してはあまり日本語でご紹介がないと思うのでもう一度簡単にご紹介しておきますね。ご興味持った方は是非ご連絡くださいね。S&Tでもオススメの作家さんです。

【イドリス・カーン】
イギリス出身。写真、ビデオ、彫刻を含む様々なメディアを通して作業するカー ンの作品は、複数の画像を重ね合わせるという複雑なプロセスによっ て制作されています。 カーンの主題には文学、個人的および政治的歴史、音楽、宗教、特に イスラム教が含まれています。

両親がパキスタン人で敬虔なイスラム教徒のため、自動的に彼もイスラム教徒になりました。彼自身はそれほど敬虔なイスラム教徒ではありませんが、彼の代表作の一つに『コーラン』の作品があるのはそういう背景があるからです。この『コーラン』シリーズは遠くから見ると何だかわからない黒い模様です。近付くとコーランの言葉がスタンプで押されて作品が作られているのがわかります。これは圧巻です!!!

コーランを何層にも重ねていくのは「記憶を圧縮する実験」とのこと。個人の記憶だけでなく、イスラム教という信仰が、何世代にもわたり受け継いできたものを、圧縮して、新しいかたちを探し出す。

偶像をつかわずに、文字を変化させて別のものにしていくって、まさにイスラム的な発想ですね。

今回入荷しているのはコーランではありませんが、そんな記憶の実験のシリーズの一つです。

彼の作品は、ニューヨークのグッゲン ハイム美術館やイスラエルのテルアビブ美術館などの有名な美術館の コレクションになっています。 オークションでも出る度に予想落札価格を越える価格を出していて現 在は原画は1000万円を越えるものあります。 彼の世代の中で最も重要な作家の一人となっています。

イドリス・カーン

また、平野 千明展も先週より始まっていますが予想以上にご興味持っていただける方が多く、たくさんの反響をいただいており嬉しく思っています。^ ^

7月20日(土)にはご本人いらっしゃってアーティストトークも開催しますのでぜひご本人のお話を聞きにいらっしゃって下さいね。

今月1ヶ月間開催しておりますが、会場のスタジオ八百萬が様々なイベントと重なることもあるので、あらかじめご連絡いただいてからのご来店がストレスなく見られるかと思います。お気軽に連絡ください。

本日はカフェウルスブラン開店しておりますので、美味しいコーヒーなど飲みながらゆっくりとご覧いただけるようになっております。是非お出かけください。