こんにちは。S&Tの上村です。次回のArt Shopの予定が10月10日(土)に決定しました。\(^o^)/

今年は体育の日が7月に移動していたので休日じゃないそうなんですが、せっかくなので何かやろうと今アーティストとの皆さんとも知恵を出し合っているところです。

『こんなの面白いんじゃない?』なんてアイディアお持ちの方は是非ご連絡下さい。大歓迎です。アートショップ はお客様も参加型の本物のアートイベントでいこうと思っていますよ。(笑)

さて、今年の3月にこんな写真集が出版されています。それが『The Nuclear Dream: The Hidden World of Atomic Energy』という写真集ですが、皆さんご存知ですか?

本の表紙

これはドイツの写真家Bernhard Ludewigが原子力発電の内部を記録に残すために撮影したものです。

彼は原発だけでなく研究センターの施設など原子力の全体像を撮影することを決意したそうです。

そこには複雑な遠心分離機などの隠れた美しさが撮影されています。

エムスラント原子力発電所の原子炉の制御棒

ただ美しい写真だけでなく、チェルノブイリ立ち入り禁止区域などにも足を運び廃棄の運命にある原発内の長い間放棄された制御室の不気味な写真なども撮影されています。

ドイツではメルケル首相が2022年までには恒久的に閉鎖して再生可能エネルギーに注力すると明らかにしていますが、やはり原子力は終焉を迎えるべきものなのだろうと私も思います。

400ページ以上に及ぶこの本は、彼がこれまで取り組んできた原子力についての徹底的な調査の結晶なんだそうです。彼はこう言っています。

「原子力に関する数百枚の写真を公開する際、(原発の)隠れた美しさの写真ばかり見せて、大事故の悲惨さを写した写真が1枚もなかったら、それは原発の真の姿とは言えない」(Bernhard Ludewig)

色々考えさせられるこの写真集。皆さんも手にとってみてはいかが?