こんにちはS&Tの上村です。つい先日頼んでいた『Alex Katz / Prints: Catalogue Raisonné, 1947–2022』が届きました。届いた時に何やらでかい箱に入っていてめっちゃ重い。『それなんだっけ?』と首を傾げました。

開けてみるとその本が入っていましたが、それ以外は入っていません。異様に重たい本でした。(笑)

Alex Katz / Prints: Catalogue Raisonné, 1947–2022

中身はまだ読んでいませんが、パラパラとめくるとカッツのプリントが網羅されているようです。どこかでじっくり時間をとって読まないといけなさそうなボリュームでした。💦

こういう本を読むのもまた楽しいものです。皆さんも気になるアーティストがいたらCatalogue Raisonnéは買っておいたほうがいいですよ。

それもまたコレクションの一部になりますからね。

それにしてもカッツのこのCatalogue Raisonnéは重かった。(笑)

ポップ・アートが台頭する以前の1960年代初頭、アレックス・カッツは映画やテレビ、看板広告の影響を受けて、ニューヨークや牧歌的な風景を具象的なスタイルで描きました。また彼の作品では、版画も同様に中心的な役割を果たしています。リトグラフ、エッチング、シルクスクリーン、木版画、リノカットを用いて、絵画の特徴である輝きのある色彩を保ちつつ、彼の大胆な美学を再現し、反映し、さらに縮小しています。アレックス・カッツが画家としてのキャリアをスタートさせた1950年代は、抽象表現主義が全盛の時代でした。時代に先駆け、平坦なモノクロームの背景に様式化された肖像画を描いた彼は、1965年以降、伝統的な職人技から最先端の複製技術まで、版画のあらゆる可能性を追求し、版画家としての多作なキャリアをスタートさせたのです。

今頃になって何故か気になるアーティストの一人ですが、先日もブログで書いたとおり入手するにはだいぶ高額になっちゃってますね。😅

もしかしたらそのうち1点ぐらい彼のプリントが入手できるかもしれませんが、その時はぜひ実物を見にきて下さいね。

ま、いつになることやら。💦

というわけで本日の1品です。

Melancholia, 2022 / Christiane Baumgartner
Woodcut on Kozo paper
Edition of 6
Image 184 x 138 cm
Paper 198 x 150 cm

Christiane Baumgartnerは1967年ドイツのライプツィヒ生まれのアーティストです。彼女は彼女自身の映画やビデオ静止画に基づいた記念碑的な木版画でよく知られています。

英国では2004年のEAST internationalで初めて注目を集め、その1年後にはバーミンガムのイコン・ギャラリーで大規模な個展を開催。2006年には、ニューヨーク近代美術館で開催された画期的な展覧会『アイ・オン・ヨーロッパ』に出品しています。

昨年はヴェネチア・ビエンナーレにも出品されています。

もちろん今回のシークレットセールにも出品されていますが、同じ木版画家の湯浅克俊さんの作品と比べながらじっくりとご覧いただきたいなと思います。

シークレットセールにてお待ちしております。

それでは皆さん本日も良い1日を。