まずお一人目は河添 剛さんのご紹介です。
本作にはシュザンヌ・ラフォンの「アンチノミー」の概念が反映されています。 色とりどりの涙を流すこの若い女性が微笑んでいることの中にそれはあります。 また、倦怠を表現するために明るい色彩を使用していることの中にもそれは見て取れます。
*「アンチノミー」・・・「二律背反」を意味するドイツ語 同じ領域の中の二つの概念が互いに矛盾している様。
この指を指している作品が『Silly Vie (Anthology)』。こちらも展示しております。
『Silly Vie (Anthology)』
システム、リズム、リズムと違背する単調さ。終わりなき始まり。始まりなき終わり。一種の詠歌。Silly Vie=哀れな人生。パロディとしての美術館。展示。配置。コレクション(切手のような)。人生=作品集=記憶=長く続く未来(?)
とにかくじっくりみて欲しい作品です。見れば見るほど引きつけられていく作品で見るたびに新たな発見があります。
今回はこの2点展示しておりますので、初めてご覧になる方もこれまでみたことのある方もじっくりとご覧下さいね。\(^o^)/