こんにちは、S&Tの上村です。昨日は辺藝の協賛のお願いにご近所周り。あちこち筋肉痛です。体じゃなく頭を使っていたはずなのに…😅
ここのところ打ち合わせが多くアーティストや関係者とお話しすることが増えていますが皆さんやはり思うところがあるようです。
連日テレビではアートを特集なんて言いながら何やら訳のわからないアートとは無縁の代物ばかり。見た目のわかりやすさを重視したらこうなったのかよくわかりませんが、そこにはなんの主張も感動もありません。おそらく選んでいるテレビ局側がわかっていないんでしょうね。
仕方ないとは思うものの影響力のある職業の人たちはきちんと勉強するべきなのでは?
そんな話も打ち合わせで飛び出すこともしばしば。
大なり小なり皆さん思うところは共通するところが多いなと感じています。
そんな人たちをあっと言わせたいなと今年も『辺藝』をはじめとして様々なイベントを計画しています。そして願わくばその閉じた目が開いてくれると嬉しいなと思っています。今年もいろいろ仕掛けを考えていますので半信半疑でぜひ足を運んでくださいね。
嘘だと思う方こそぜひ。(笑)
世界は広がった方が面白いと思いませんか?
まずは手始めに23日からの『Prints』にいらっしゃって下さいね。いろいろ話もしましょう。皆さんの驚く顔が早くみたいですね。
さて、私が気になったのはこのニュース。
「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジ被告が獄中死した場合、ピカソやレンブラントなどの名画を酸で溶かす計画があるとロシア人アーティストのアンドレイ・モロドキンが発表したというニュース。
『どういうこと?』といろいろ調べるとピカソやウォーホルといった近現代アート作品16点と「強力な腐食性物質」を、29トンもの巨大保管庫に入れてあるということ。
保管庫内には作品の入った箱があり、空気圧ポンプで2つの容器に接続されています。一方の容器には酸の粉末が入れられ、もう一方には保管庫の内部を破壊するのに十分な強い化学反応を引き起こせる加速器が付いているんだそうです。
計画では、保管庫は24時間のカウントダウンタイマーに接続され、腐食性物質が放出されるのを防ぐためにはタイマーがゼロになる前にリセットする必要があるといいます。ただし、タイマーのリセットは、毎日「アサンジに近い誰か」が彼の生存を確認したのちに行われるそうです。いわゆる「デッドマンズ・スイッチ」です。
なんだか映画やドラマみたいですね。
ただ気になるのはこのプロジェクトを支援してきたのが、ジュリアン・アサンジの妻ステラだということ。
事件の派手さで本質を見誤りそうですね。
日本のニュースでは実はここまでは報道していません。こんな感じです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000337173.html
この報道に加え、この「デッドマンズ・スイッチ」の話題を知っていると見え方が違うような気がしますよね。
本質はどうなんでしょうかね?
これも半信半疑で見て聞いて、真実を見誤らないようにしないといけませんね。
最後にピカソの作品を寄贈したミラノのアートディーラーのコメントを掲載しておきますね。この人も当初はモロドキンの計画に批判的だったそうです。
『アサンジの命のほうが、1点のピカソ作品よりも世界にとって意義がある。そう思ったからピカソを寄贈したのです。仮に、楽観主義者の私がピカソを貸し出したとしましょう。その場合、アサンジが自由の身になれば作品は戻ってきます。ピカソといってもその作品の価格は幅広く、金額に含まれるゼロの数はさまざまです。しかし、人の命について話すときには、ゼロの数が重要とは思いません』
いろいろ考えさせられます。
皆さんはどう思いますか?
それでは皆さん本日も良い1日を。