こんにちは。S&Tの上村です。先輩ギャラリーから案内が届いたアーティストの作品が良かったので色々聞いてみると話が面白い方向に。今回エントリー制ということでその理由を尋ねてみると衝撃の事実が。
この作家が前回グループ展をやった時に初日の開店前から人が来てすごかったということ。そしてなんとお客さん同士で作品の取り合いでけんかを始めそうになったからだということでした。(笑)
思わず笑っちゃいましたが、その場にいた先輩にしてみたら笑い事じゃないと怒られちゃいました。😅
それにしてもお客さんがケンカをして取り合いになるほどの人気ってすごいですね。前代未聞です。まだ22歳の若いアーティストなので将来に期待が持てます。楽しみですね。🤗
会話の最後に先輩が言っていた言葉に感動しちゃいました。🥹
『まだ22歳なので、ゆっくり育ってくれたら嬉しいですね。最終的には本人次第なんでしょうけど、守れるとこは守りたいと思っています。』
こんなギャラリーならアーティストも安心して任せられますね。私も頑張ろうと思えた出来事でした。こういうギャラリーが日本でもっともっと増えてくれたらいいなと個人的に思います。さすが先輩!
私も負けていられません。Matthew Day Jackson祭りもいよいよあと3日。こちらもS&Tでは珍しいエントリー制にしておりますのでまだ悩んでいる方はお早めに。いつでも遠慮なくご連絡くださいね。
喧嘩しても抽選なので意味がないですよ。(笑)
というわけで本日の1品です。
両性的な魅力を持つファッションモデル、Kristen McMenamyを、当時パートナーだったMiles Aldridge(後に離婚)とChantal Joffeが描いた2010年の展示の作品です。
もうどちらのアーティストもS&Tではお馴染みですがこのモデルもかっこいいですよね。
3人の魅力が余すところなく詰まった作品です。
Chantal Joffe)彼女の作品は大きな画面にざっくり描かれる女性や子供の肖像が代表的です。一見雑なようで的確かつ爽快な描写テクニック。絶えず変化する人間のつながりと見ることの無限の複雑さについてのイメージに深く疑問を投げかけています。独特のえぐみとクセが魅力の彼女の作品は一度見たら忘れられませんね。
Miles Aldridge)1964年イギリス生まれのアーティストです。元々ファッションフォトグラファーとしてキャリアをスタートしましたがその才能はその枠をこえ数々のギャラリーで個展が開催され現在に至ります。
彼の作品は特にその色彩感覚が非常に優れています。過去に『奇妙な美しさ』という展覧会も開催されたことがありますが、そのタイトルは彼の作品を端的に言い表しているのではないでしょうか?
彼の作品は大英博物館など多くの国際的な美術館や博物館でコレクションされています。
近々どちらかの作品がS&Tで見られるかも…。
どちらの作品もお問い合わせはS&Tまで。