こんにちは、S&Tの上村です。昨日歩いているととあるコレクターさんからLINEが入り、そこにはこんな内容が。前後のやり取りがありますが、印象的な一文がこちら。『文化として全くと言っていいほど「アート」が根付いてないんだなと。勘違いしている人だらけ。』と。
S&Tからアートに目覚めた人ですが、知れば知るほど地元のアートに対する現状が見えてきてがっかりしたりイライラしたりしている様子。😅
やっとわかったかと嬉しくなるとともに、知ってしまった以上元には戻れないぞとちょっと同情します。
私は30年それと戦っているのですが、私の周りにまた一人怒れるアートコレクターが誕生しました。(笑)
前述の人たちの無知が故に起こることなのですが、それ以前に芸術をいかになめきった人たちがたくさんいる事か。それに対する嘆きなんだろうと思いますが、腐らずに地道に活動し続けていくしかないですよね。大変なんですが。
ま、一緒に戦っていければ良いなと思います。
それでもS&Tにいらっしゃるお客様はラッキーで、数々の本物を見て自分たちで勝手に成長しているようです。
アート作品との出会いは初めに出会うものがいかに大切かがよくわかりますよね。無知な状態でアートの紛い品を見せられちゃうとそれがアートだと思っちゃうのかもしれません。それもその人のセンスなのですが。
これを読んでいる皆さんはそんな輩に騙されないようにして下さいね。
現在S&Tでは『Prints』開催中です。そこには日本初のものもたくさん展示しております。これぞ本物だと自信を持ってご紹介できますので、騙されたと思って一度足を運んでみて下さいね。奇しくもアートフェア東京始まっていますが、もしかしたらうちの方が面白いかもしれませんね。
大風呂敷広げすぎました。😅
と言うわけで本日の1品です。
Chantal Joffeは1969年生まれのアーティストです。大きな画面にざっくり描かれる女性や子供の肖像が代表的です。一見雑なようで的確かつ爽快な描写テクニック。絶えず変化する人間のつながりと見ることの無限の複雑さについてのイメージに深く疑問を投げかけています。独特のえぐみとクセが魅力の彼女の作品は一度見たら忘れられませんね。
2022年9月25日までフォートワースのザ・モダンで開催される「Women Painting Women」に作品が収蔵されています。また、エリザベス・ラインのホワイトチャペル新駅のために、「A Sunday Afternoon in Whitechapel」と題した大規模な新作パブリックワークを制作しています。
彼女の作品はボストン現代美術館、デトロイト美術館、ナショナル・ポートレート・ギャラリー(ロンドン)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)など、数多くの機関や個人にコレクションされています。
もちろん今回の『Prints』にも1点出てますよ。😆
ちなみに完全予約制ですので必ずご予約後にお越し下さい。
それでは皆さん本日も良い1日を。