こんにちは。S&Tの上村です。今年の下半期1番の悩みだったのがこれまで頼んでいた額屋さんがなくなってしまったこと。正確にいうと頼んでいた人が辞めてしまったことでした。S&Tの作品はどれも非常にデリケートな作品が多いので結局は熟練の技が必要なんですよね。だから額屋さんというよりは信頼できる職人さんに頼る部分が非常に大きいので職人さんが辞めれば頼めません。😅

新しい額屋さんを探していたのですが結局近場では良いところが見つからず、現在はわざわざ遠くの額屋さんに依頼しています。そんな額屋さんの一つと昨日は打ち合わせ。初めて頼むところですが話が中々に早い。これは期待できそうです。Mary Ellen Bartleyの作品の額をお願いしているので出来上がりが楽しみです。🤗

この額屋さん問題は非常に深刻です。本当は近場にこういう良い額屋さんがいればいいのですがそううまくはいかないんですよね。どうでもいいのであれば良いのですがそんな作品はS&Tには一つもないので。また、遠いと輸送の問題が生じてきます。コストやリスクの問題です。地方の限界かなんて考える時もありますが、こういうところも将来的には解決していけるようになりたいなとも思います。近場で若い人で良い額屋さんが育って欲しいなぁ。

皆さんその辺はどう解決しているんですかね?

夜は『辺藝』で大好評だった田賀先生と会食しましたが、非常に盛り上がりました。『辺藝』のような極小のイベントが中核となって何やら日本全国に広がっていきそうなそんな予感がするワクワクするようなお話をたくさんできました。まだまだ話し足りないくらいでしたが、こういう方がたくさん増殖していってくれると日本のアートシーンはもっともっと面白いことになっていくのになぁなんて思いながら後ろ髪をひかれながらお開き。

来年以降もまだまだ頑張らないといけないなと胸躍らせた1日でした。

なんだか色々と年末らしい1日だなぁなんて思いました。(笑)

というわけで本日の1品です。

Playing Well, 2016 / Rose Wylie
Oil on canvas
183 x 340 cm

Rose Wylieは1934年イギリス生まれの画家です。ワイリーは、美術史や映画、漫画、カルト的なセレブリティなど、さまざまな視覚的ソースを用いて、大規模かつ広範に描かれたキャンバスを制作しています。創作過程における自発性を重視する彼女は、しばしばキャンバスの完成した部分にペイントやコラージュを施し、望ましい効果を追求します。このようなアプローチは、スケールのダイナミックな変化と多様な表面のテクスチャーを生み出しています。

何かと年齢が話題となる彼女ですが、アーティストにとってそれは全く重要じゃないということを改めて思い出させてくれるアーティストです。

天真爛漫という言葉がぴったりの彼女の作品は非常に魅力的です。

それでは皆さん本日も良い1日を。