こんにちは。S&Tの上村です。ずいぶん前に入荷していた作品が現在海外のオークションに出ていたので様子を見ていたら、現時点で既に買った時の値段よりだいぶ高くなっていてびっくり!!!!!

この作品は様々な作家のコラボ作品でエディションのセットになっていますが、その中の1枚だけ出ているようでした。その作家の1枚だけでセット価格を大幅に上回っているので最終的にいくらになるか注目しています。楽しみです。🎶

実はこの作品をS&Tで見た方はほとんどいないんです。(笑)

結果は後日お知らせしますね。\(^o^)/

ここのところ毎日結構な数のお客様とお会いしますが、アートショップ が気になっている方が多くご質問が増えてきているように感じます。注目して頂き非常に嬉しいことなのですが、ちょっと気の引き締まる思いでもあります。😅

アートショップ は若手の作家中心に構成されており、ある種の啓蒙活動を目的に開催されているものですが、心から楽しんでいただける方が増えてきているようです。作家達の励みにもなっていて、近い将来世界に羽ばたいていくアーティストも出てきてくれることでしょう。

また、お客様には本物のアートをより身近に体験してもらえるように選りすぐりの作品をご紹介させていただいております。そして気軽に飾ってもらえるように手の届く価格帯のものばかりを出品しているんですよ。実はかなりお得です。

そんなアートショップ でしか見られない作家にスタジオ八百萬のオーナーの山田茂義さんがいます。全く無名ですが作品はずっと昔から製作していて、非常に興味深い作品を生み出しています。中々分かって頂けないことも多いようですが、私は非常に面白いと思っています。何よりも彼のこだわりは色々なアーティスト達の中でも群を抜いています。わかりやすい例で言うと10万円の作品を作るのにほぼ10万円かけて製作していたりしています。労力を考えると赤字?

彼はより多くの方に実際に作品を見て欲しいと言います。なぜなら画像ではその良さは伝わらないと考えているからです。非常にシンプルですがまさにその通りです。だからアートショップ にいらっしゃったらじっくりと彼の作品は細部に渡るまで鑑賞して下さい。その後でご本人に質問などして下さいね。一見無愛想ですが、丁寧に答えてくれますよ。(笑)

過去に出品された彼の作品はこちら。

goze #1 / 山田 茂義
写真
630×440mm(シートサイズ)

【作品解説】
瞽女(ごぜ)さんは、三味線を奏で村から村へ巡業する「盲目の女旅芸人」です。

古くは室町時代ごろから江戸時代まで、全国各地に存在したといわれますが、明治時代になると新潟県の長岡と高田の二つの地区だけに残りました。当時の雪国新潟では、幼い子供が麻疹などの感染症をこじらせて弱視や失明にいたる例も多かったようで、それも理由のひとつではないかと考えられています。

目の見えない彼女たちは仲間の肩や背負った荷に手を添え、縦に連なって、杖を頼りに風雪の山々を越える。過酷な運命でありながらそれを恨まず、ときに明るく陽気な、ときに哀しく切ない唄で人々に娯楽と癒しを与え、芸を支えに生きたといいます。

そんな瞽女さんの姿になぞらえ、この作品のタイトルとしました。

【山田 茂義(Shigeyoshi Yamada)】

とうに時代遅れの古いカメラに、組み合わせの妙を知るべくフィルムを選び、名前もない風景を探しに行く。すると、どんなものにも他に代えがたい魅力があり、ハッとする瞬間があると知ります。その瞬間を切り取って「これ、いいでしょう?」と見せたい。
それは、カメラと少しの好奇心を持って出掛ける冒険のようなものです。

そんなフィールドワークが、現在のスタジオ八百萬へとつながっています。
すべての人には違った才能や魅力が同じだけある。多様な人が認め合い、ゆるくつながる場があったら、そこから何が生まれ、社会にどう影響するのか。そんな社会実験がスタジオ八百萬です。

<略歴>
1992年 – 2013年 画像認識技術 電子回路設計
2013年 – 現在 東北芸術工科大学 聴講生
2014年 – 現在 スタジオ八百萬 運営
2016年 – 現在 表具師見習い

作品解説からも彼のこだわりが伝わってきますよね。

今回は額装が間に合わないのでシートでの展示になる予定ですが、この作品も面白いですよ。\(^o^)/

お楽しみに!