こんにちは。S&Tの上村です。今頃ですがジョン・レノンが凶弾に倒れたのは今から40年前の12月8日。それに因んで特集記事が巷に溢れていますね。死後40年経っても多くの人に愛される存在ってすごいですね。私なんかなら次の日に忘れられているかもしれません。(笑)

アートショップ のご案内の冒頭でも書いていますが、今年のアートショップ は河添 剛さんの講演で幕を開けました。参加された方は非常に貴重な経験をすると同時に自分の中でアートに対してのリミッターが外れたなんて方もいるくらい伝説の講演になりました。

そんな河添さんの作品にジョン・レノンへの想いを込めた作品があるんです。

それがこちら。

ジョン/ 河添 剛
2008年
edition 5 + A.P 2

存在しないものとして存在するイリュージョンとしての芸術にとってアレゴリカルな人物である ところのジョンは、かくも「亡霊的な」イメージとして、あえかに表出されなければならない のだと考え制作しました。  〜河添 剛

S&Tには1枚ありますが、これが特別でエディションの中でもそれだけ下色を浮上させるべく表面に特殊なニス加工が施してあります。この1枚は非常に納得のいく仕上がりで良いものができたとおしゃっていました。\(^o^)/

河添さんの作品はシルクスクリーンが主になりますのでこちらがオリジナルになります。非常に魅力的な彼の作品はいつまでも見るものを飽きさせません。それどころか見るたびに新しい発見があるんですよ。

そんな河添さんは私に色々なことを教えてくれた師匠的な存在でもあります。彼ほどアートに精通している人を私は他に知りません。そんな彼の作品はもちろんS&Tでもお取り扱いできますよ。ご興味ある方はぜひ!!!

【河添剛(Tsuyoshi Kawasoe)プロフィール】

慶應義塾大学文学部フランス文学科卒。

美術・音楽評論家、グラフィック・デザイナー、画家、アート・コンサルタント。「ユリシーズ」同人。

論文多数。単行本、雑誌、画集、展覧会カタログなどにテキストを寄稿。レコード、CD、DVDへのライナーノーツも数多く手掛けている。日本、フランス、アメリカ、イギリス、オランダで発表。

グラフィックや絵画の仕事としては、ポスター、レコードやCDジャケット、シルクスクリーン・プリント、ブック・デザインなどが中心。また、レオス・カラックス監督の映画『メルド』(オムニバス映画『TOKYO!』の一篇。2008年)の中では絵画作品が効果的に使用された。作品は日本、イギリス、フランス、アメリカで発表されている。

著書

『In Case Of Suzanne Lafont』(ファランステール、1999年)

『フレンチポップス・シックスティーズ』(彩流社、2017年、共著)

監修書(監修と執筆を担当)

『T. Rex photographs by Sukita』(カラーフィールド、1999年)

『T・レックス・ファイル』(シンコーミュージック・エンタテイメント、2005年)

『フリクション ザ・ブック』(ブルース・インターアクションズ、2007年)

『フォト・ライブラリー・シリーズ クイーン』(シンコーミュージック・エンタテイメント、2008年)→アート・ディレクションも担当。

『Zone Tripper / Friction 1978-2008』(カラーフィールド、2008年)→ブック・デザインとアート・ディレクションも担当。

『アシッド・フォーク』(シンコーミュージック・エンタテイメント、2009年)

ユリシーズの本(テキスト/グラフィック/アート・ディレクションを担当)

雑誌『ユリシーズ』vol.1~vol.4(シンコーミュージック・エンタテイメント、2009年から2010年)

『文藝別冊KAWADE夢ムック デヴィッド・ボウイ』(河出書房新社、2013年)

『文藝別冊KAWADE夢ムック ドアーズ』収録「扉から溢出する100枚のアルバム」(河出書房新社、2014年)

『解読 レッド・ツェッペリン』(河出書房新社、2014年)

『文藝別冊KAWADE夢ムック デヴィッド・ボウイ増補版』(河出書房新社、2016年)

美術書/展覧会カタログ

「The Art of Clarity / l’Art de la Clarté」(dans “Memory’s Snapshots” , éditions En Vues, un livre accompage l’exposition Gerard Malanga ”UP TIGHT”, Fnac Etoile, Paris, 1998)

「未来派写真表現とモダニズムの呪い」「作品解説」(イタリア未来派展、名古屋画廊、1999年)

「サンネ・サンネスの写真 死のファンタスム / Photography of Sanne

Sannes : Phantasm of Death」(Sannne Sannes展、リムアート、Kahmann Gallery, Amsterdam, 2011年)

「A Universe of Teeming Fruit in a Magnificent Photography Collection :  Memorandum of 25 Years with Mr. J and the Photographs He Has Loved」(Photographs, Christie’s Paris, 2012)

「鏡の中の青春」(ヨハン・ファン・デル・クーケン展、POST、2015年)

「スクリーン・テストの位相」(in Gerard Malanga & Andy Warhol “Screen Tests / A Diary”, POST, Tokyo, 2017年)