こんにちはS&Tの上村です。昨日は『辺藝』のアーティスト達と反省会という名の飲み会。私はまだお酒が飲めないのでノンアルコールで乾杯してきました。
今年の反省から来年の本番を見据えた意見など皆さん熱く語っていましたよ。特に石塚さんは久しぶりのお酒で終始上機嫌。一番楽しそうでした。(笑)
今年の『辺藝』もアーティストの皆さんよく頑張りました。これからそんな彼らがどのように成長していくのか私も楽しみです。来年は『辺藝』はいよいよ本番を迎えます。一体どんな風になるのかワクワクしますね。
皆さんも来年の『辺藝』お楽しみに。
そして海外では明後日からFRIEZE LONDON 2023が始まります。各ギャラリー準備万端で開催を待ちかねているようです。いつものようにたくさんのギャラリーからご案内やらお誘いやら頂いておりますが、私は日本から静かに見守りたいと思います。こういう時は「どこでもドア」があったらなといつも思いますよね。(笑)
色々参考にしながらこれからのアーティストを発掘して素晴らしい作品を皆さんにご紹介できたらなと思います。そこは『辺藝』も『FRIEZE』も全く一緒です。
規模は違えどやることは同じなんですよね。これからも皆さんに飽きられないように地道に頑張っていきます。😅
というわけで本日の1品です。
Sigmar Polkeは1941年旧ドイツ領エルス(現ポーランド・オレスニツァ)生まれのアーティストです。1953年西ドイツへ移住。デュッセルドルフ美術学校に学んだのち、写真やアメリカン・ポップアートを制作に取り入れながら、自身のトレードマークともなる網点(ドット)による絵画、カンヴァスの代わりにプリントの布地や透明な支持体に描いた絵画など、次々と実験的な手法を開拓します。2010年に亡くなっています。
彼は戦後、絵画と写真の新しいアプローチを開拓するために、奔放な創作活動を行いました。ポルケは物質的な創意工夫と概念的な志向の両方を持ち、さまざまな写真プリント技術や化学プロセスを用い、消費主義を皮肉る資本主義リアリズムと呼ばれる手法で制作を行いました。そのため、ポップカルチャーや広告の図像をしばしば作品に取り入れました。
1986年にはヴェネチアビエンナーレの西ドイツ館での展示で金獅子賞を受賞。
世界中の美術館に収蔵されています。
彼の作品を見ると思い出す言葉がこれ。
「 絵画は鍵ではない。化学は一つの鍵だが、化学である鍵はない。化学は毒であり、毒はリスクであり、リスクは毒であり、リスクは絵画である。絵画は何かを隠している。隠すことによって新たな色彩が立ち現われる。新しい色彩は新たな危険であり、危険とは欲望であり、欲望とは鍵である (…)」
― ハラルド・ゼーマン
20日からの『本とアート』展では彼の本も出品予定です。
それでは皆さん本日も良い1日を。