こんにちは。S&Tの上村です。日に日に回復している感じがします。嗅覚も徐々に戻ってきてひとまず一安心。しかし、結局家族も感染してしまい復活までもう少しかかりそうです。😓

それにしても感染力が半端無いですね。(T ^ T)

さて、皆さんこちらの作品は覚えていますか?

Comedian(コメディアン) / マウリツィオ・カテラン

2019年のアート・バーゼル・マイアミ・ビーチに出品され、大きな話題になったこの作品はまだまだ記憶に新しいところですね。奇抜なアイデアだけでなく、会期中に別のアーティストがバナナ食べてしまったことでも世間を騒がせていたことも皆さんはっきりと覚えていらっしゃることでしょう。

さらにソーシャルメディアで広がったのは、この作品が「盗作」ではないかという疑惑です。こちらはなぜか日本ではあまり取り上げられていませんが。

そしてこの度作者のマウリツィオ・カテランさんはこの疑惑を再度否定しました。

ジョー・モーフォード(左)とマウリツィオ・カテラン(右)の作品

この問題については一応この7月にマイアミのフロリダ州南部地区連邦地方裁判所は、カテランを提訴したモーフォードの訴えを妥当と認めています。今回はそれに対して反論した形となります。

カテラン側は「元ネタとされる作品の存在さえ知らなかった」と飄々と言っていますが「本当か?」と思っちゃいますよね。

つい最近のソウルのアートフェアではカテランの『Comedian』そのものの作品が展示されていたそうです。(笑)

The work “Banana is Banana?” / El Groupo X
Kiaf art fair 2022 in Seoul.

El Groupo Xによる『Banana is Banana?(バナナはバナナか?)』という展示ですが、壁には作品の証明書が貼ってあり、価格欄には「あなたがバナナはバナナだと思うなら35ドル(約5000円)、バナナはバナナではないと思うなら35ドル+アルファ」とあったそうです。

思わず考えさせられますね。😅

こちらの作品は作者不明だそうですが、本家カテランが覆面で出品している可能性もあります。もしカテランじゃ無いとするならカテランはどうするんでしょうね?訴えるんですかね?

パクリのパクリ????????(笑)

これもアートの面白さの一つなんでしょう。

良くも悪くも色々考えさせられる出来事です。

S&Tの再開予定はどうやら10月6日くらいになりそうです。ご迷惑おかけして本当にすいません。🙇

それでは皆さん本日も良い1日を。