こんにちは。S&Tの上村です。いきなりですが、皆さんトイレットペーパーマガジンって知っていますか?2010年にイタリア人アーティストのマウリツィオ・カテランと写真家のピエルパオロ・フェラーリ、そしてアートディレクターのミコル・タルソによって立ち上げられた雑誌です。

写真のみで構成されているこの雑誌ですが、見るものにザワザワと何かを訴えかけます。一度見たら忘れられません!

マウリツィオ・カテランの名前を聞いたことがない人もミラノに行ったことがある人は証券取引所の前の巨大な手の石像、あるいはニューヨークのグッゲンハイムで黄金に輝く便器を見たことがあるかもしれません。

左:イタリア証券取引所前の中指以外を切り落とされた巨大な手の石像
右:「タイトル:アメリカ」と銘打たれた黄金の便器

実は彼は、ジェフ・クーンズやダミアン・ハーストと並び称される現代アーティストの一人です。

「他人のためだけに何かをするよりも自分たちで何かやって見ないか?」と訊ねた一言から始まったこの雑誌。一見なんだかわからないこの雑誌ですが、きっとその奥には多くの意味が詰まっているのでしょう。この「謎」こそが最大の魅力になっているように思えます。

文字がほとんどないこの雑誌、ものすごく惹きつけられます。

そして、結局はこのイメージが好きかどうかというところに行き着きます。

『何かを感じろ。』と言わんばかりのこの雑誌。まさにこれこそがアートの真髄なんではないでしょうか?

何だかわからないけど興味をそそられる方は、一度お手にとって見てください。おススメです。いろんな刺激がありますよ。

http://www.toiletpapermagazine.org