こんにちは、S&Tの上村です。先日いらっしゃったお客様とオマージュ作品についての話題に。せっかくなので昔の画集や資料を引っ張り出して色々見比べてもらいました。😆
実物を並べて展示するなんて贅沢なことはできませんが、お茶を飲みながら画集を見て色々お話ししましたよ。これも意外に面白くお客様も大興奮でした!
実物を見るだけでなくそんな面白さを知り、より一層アートの沼へとはまっていったようです。もう抜けられませんね。(笑)
せっかくなので皆さんにもちょっとそんな資料を並べてご覧いただこうと色々準備しております。
オマージュかパクリか、はたまたパロディか。微妙に難しい問題がそこにはあります。
S&Tでは作品だけでなくそんな楽しみ方もしていただけます。私の持っている画集や貴重な資料もご覧いただけますよ。たまに貴重な画集のサイン入りなんていうものも。サインもよく見ると作家の性格が出ていて面白いんですよね。😆
ご興味ある方は遠慮なくご連絡下さい。たくさん議論しましょうね。
さて、ちょっと古い『くま美術史』さんのブログでこれはまさにそうと思える記事があったので皆さんにも読んで欲しいなと思います。思わず笑っちゃいますが、実際にそういう人間、皆さんの周りにもいませんか?
中にはギャラリー運営していますなんて人も(笑)
https://kuma-bijutsu.hatenadiary.jp/entry/2020/05/09/美術は教養だ!必須知識だ!仕事人の常識だ!
もしそういう人に出会ったらこのブログを思い出して吹き出しちゃっても責任は持ちませんよ。(笑)
というわけで本日の1品です。
Sylvie Fleuryは1961年スイス生まれのアーティストです。ジュネーブを拠点に活動するフルーリーは、車、ネオンライト、メイクパレットアンド、レディ・メイドのオブジェクトを使い、消費主義や価値のシステムに新たな視点を提供する作品で世界的に評価されています。
90年代初頭に国際的なアートの舞台で重要な人物として登場しました。初期の展覧会に出品した「ショッピング・バッグ」のインスタレーションは、20世紀美術と消費社会の両方の要素を取り入れた作品群の基礎を築きました。パラドックスと無益の曖昧さを追求するフルーリーは、その解釈の幅を絶えず広げながら、多様な作品を展開していきました。高級服やアクセサリー、F1レースの世界、近現代美術のアイコン(ピエト・モンドリアンからアンディ・ウォーホル、ジョン・マクラッケンまで)、雑誌の表紙、特大の日用品: シルヴィー・フルーリーは、芸術的な感性を鍛え上げ、その感性を絶えず刷新し、意味を重ね合わせ、私たちの集合意識を探求する新たな方法を見出してきました。
『I don’t think of my work as appropriation. I see it more as customisation.(私は自分の作品を盗用とは考えていません。 私はそれをカスタマイズだと考えています。)』 〜Sylvie Fleury
それでは皆さん本日も良い1日を。