こんにちは。S&Tの上村です。以前からS&Tではオフィスにアートを飾ろうと言い続けていますが、日本では実際にアートをオフィスに取り入れているのは有名な企業や最先端の企業がほとんど。雑誌に出てくるようなオフィスで働けたらどんなに仕事がはかどることかと思うのですが。
それじゃほとんどの企業はどんな感じかというと、社長がアート好きで会社に取り入れたとしても社員には『また社長高いアート作品買ってるよ。そんなの買うくらいなら俺らの給料増やせよ。』と陰口を叩かれる始末。😅
それでも最近はアートをオフィスに取り入れる企業はちょっとは増えてきましたが、いまだにそんな話を聞くことが多いですね。😓
それが日本の実態であることはちょっと恥ずかしくて世界にはお伝えできないですね。
なぜこんなことが起きるのか。
それはやはり無知のなせるワザ。
だから私が会社のオーナーへアドバイスしているのは、ただアートを購入して飾るのではなくてなぜオフィスにアートが必要なのかを社員に説明することです。
この主旨がしっかりと社員にも伝わることでアートの持つ意味や社員自身もアートに興味を持つことができて良い影響をもたらすことができます。
そして何よりも社長は大きな顔してアートコレクションを大っぴらにすることができるわけです。(笑)
コクヨの東京オフィスもそんな企業の手本となるかもしれません。
同社は古くなった自社ビル2棟(南館・北館)を、建て替えではなく全面リノベーションを施し、2021年2月、「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」に生まれ変わらせたんですね。
「みんなのワーク&ライフ開放区」がコンセプトのTHE CAMPUSは、「働く・学ぶ・暮らすの実験場」だといいます。
オフィス自体をショールームとして関係者が見学でき、中庭や、建物内の一部オープンエリアは近隣住民や一般人にも開放しています。多彩な人に活用してもらうことで、多様な価値が混ざり合い、新しい化学反応が生まれ続ける場を目指すそうです。
これに一役買っているのがアートというわけです。\(^o^)/
こちらでは会議室や執務スペースなどオフィス内だけでなく、カフェや公開空間にも現代アートがさりげなく溶け込んでいます。
素晴らしいですね。
企業にとってアートの購入は、ちょっと前は投資的な意味合いが強かったです。しかし、現在は企業の在り方や世の中に自分たちが伝えたいことを肩代わりするものへと変わりつつあります。
もちろんその両面を持った作品なら非常にいうことがありませんよね。🤗
アートは、社員同士の交流を促進し、社員の創造性を引き出すきっかけにもなるので非常に生産性が上がるというわけです。
だからアートなんてなんの役にも立たないなんて人がいたらそれは間違いだということに気がついて欲しいなと思います。
これを読んでいる会社関係者のかたがいたらぜひ参考にしてみて下さい。
そしてアートをオフィスに取り入れて下さい。
そんなご相談も遠慮なくして下さいね。🤗
というわけで本日の1品です。
ゲイリー・シモンズは、1964年ニューヨーク生まれのアーティストです。アメリカの大衆文化のアイコンやステレオタイプを使い、人種や階級に関する個人的・集団的な経験を扱った作品を制作しています。
彼の作品には怒りや苦悩を強く感じます。そして力強くカッコいい。おススメです。
もしかしたらこの作品も近々実物が見られるかも?
お問い合わせはS&Tまで。