おはようございます。S&Tの上村です。
皆さん『Soup Stock Tokyo』はご存知ですよね。
運営しているのは株式会社スマイルズの創業者・遠山正道さんですが、
この方の考え方が非常に面白いです。
『スープは単なる売り物ではなく、共感の関係性を広げていくための軸
として位置付けていて「作品だと思ってつくってきた」』と言っています。
彼はアートコレクターとしても有名で、
『ビジネスがアートに学ぶことはたくさんある』と語っています。
株式会社スマイルズは『Soup Stock Tokyo』以外にも、
セレクトリサイクルショップ『PASS THE BATON』、
ネクタイブランド『giraffe』、
1日に1組だけ宿泊できる『檸檬ホテル』、
GINZA SIXにオープンした海苔弁専門店『刷毛じょうゆ海苔弁山登り』
など、かなり幅広い事業展開をしていらっしゃいます。
何よりすごいのが、どの事業においてもマーケティングを行っていないどころか、
ターゲットも定めていないということです!!!
多くのビジネスの場合「成り立つかどうか」という外側に基準があります。
ま、平たく言うと『大人の都合』ですよね。
これに対してアートは「好きか嫌いか」という内側に基準があります。
「やりたい」という純粋な気持ちだけの子供と同じです。
この対極にあると思える考え方を結びつけちゃったんですね。
彼は仕事に取り組んでいるときの心模様を、「恋をしているよう」と自己分析しています。
素敵ですね。(*^◯^*)
彼の会社の社員は純粋な行動原理で働いているため、自分事で仕事に向き合っているそうです。
20世紀は『業種・業態・用途・内容物・価格』といった経済の時代でした。
これに対して21世紀は『おいしさ・素材・想い・おもてなし・感動』といった
抽象的な文化の時代です。要するにこれはアートの分野ですね。
だから昨今アートとビジネス関連の本がたくさん出版されているんですね。\(^o^)/
私もアートに恋してアートディーラーをやっているわけですが、
みなさんは自分の仕事に恋していますか?
それでは今日も良い1日を。