こんにちは。S&Tの上村です。ロシアの国立エルミタージュ美術館は、ミラノとローマの美術館に貸与しているいくつかの重要な作品の早期返還を求めています。
ロシアのウクライナ侵攻の影響がこんなところにも。😥
現在海外にあるエルミタージュ美術館の貸し出し中の作品はこれだけではありません。他のものは今のところ返還要求されていないようですがいつ返還要求されてもおかしくありません。それも急に。
今後予定されていたその他の重要な貸し出しも、最近キャンセルされました。
それにしても思わぬところに戦争の影響は出てくるものです。まさに百害あって一理なし。
ウチの方にも輸送費が高騰したりと影響は少なくないんですよ。(T . T)
1日でも早くこんな馬鹿げた戦争は終息してほしい。
ちょっと昔の記事ですが皆さんにも読んでほしいなと思うのでリンク貼っておきますね。
https://www.1101.com/dinh_q_le/2015-10-02.html
というわけで本日の1品です。
S&Tではすっかりお馴染みのMatthew Day Jacksonの作品から。これは実際に実物を見ないとわからないです。木片が貼ってあったり、インクではなくて???で印刷されていたりと非常に様々な仕掛けがしてあります。この作品はメトロポリタン美術館やホイットニー美術館にも収蔵されています。
Matthew Day Jacksonは1974年生まれのアメリカ人アーティストです。彫刻、絵画、コラージュ、写真、ドローイング、ビデオ、パフォーマンス、インスタレーションなど、多面的な実践を行っています。
彼の芸術は、人間の思考の進化、フロンティアの致命的な魅力、人間が技術の進歩に置く信仰などの大きなアイデアに取り組んでいます。特に、彼の作品はアメリカンドリームの神話に取り組み、失敗したユートピアのビジョンを通して創造、成長、超越、そして死の力を探求しています。
彼にとって、美しさはしばしば荒廃と結びついています。彼の作品は、彼が「恐ろしい」と呼ぶ概念を探求しています。人がすることはすべて、美しさと恐怖の両方をもたらす可能性があるという信念のもと制作されています。
ご興味ある方はS&Tまで。