こんにちは。S&Tの上村です。一昨日のCNNの記事が面白かったのでリンク貼っておきます。『事実は小説より奇なり』と言いますが、やっぱりアート界は小説や映画よりも面白いですね。🤗
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35201471.html
文中に出てくるウォルフガング氏が『自分が美しいと思う絵だけを描いた。従って美術市場が自身の作品で莫大な利益を上げたように、絵の所有者たちもそれらの作品を大いに楽しんだと考えている』と述べている言葉がありましたが、妙に考えさせられますね。
良い悪いは別としてアートは本当に面白い。そして、これからも人々を魅了し続けるのでしょう。話題には事欠きません。
さて、ちょっと気になるアーティストがいるので今のうちならお手頃に入手できるかなと思って問い合わせしていた返事がつい先ほどありました。詳細を見ていたら何やらすごいことになっちゃっていました。近日某メガギャラリーでの個展も決まっているということでした。
海外のコレクターや美術館の関心も高かったのですが、すでに価格もとんでもないことになっていました。😅
もちろんその価格もそうなのですが、作品も上位6〜7点を挙げて作品のウェイティングリストにのせてくれと言われちゃいました。やっぱり良いものは高くそして入手が難しい。(T ^ T)
ディーラーとしてはもう少し早く手をつけないといけないですね。頑張ります。
S&Tでは最先端のアーティストをできる限り早くご紹介していますが、これも中々大変です。そして、あまり早すぎるとご存じのように早すぎて誰も見向きもせず、3〜4年後に急にお問い合わせが増えたりします。もちろんその頃には価格はかなり高額になっています。当然早い段階でご紹介しているわけですからウチで販売はできるのですが、S&Tのお客様には安いうちに持ってほしいなといつも思います。う〜ん、もどかしい。😓
この問題はいつになっても解けない問題ですね。地道な信頼関係を築けるように頑張ります。なんか頑張りますばっかりですね。(笑)
そう言えばS&Tでは、先日、初めていらっしゃるお客様のために展示していたら、なぜか展示作品がピンクの作品が多くなっていました。桜色の作品群を見ていたら春なんだなと思いそのまま現在展示しております。勝手に桜祭りと名前つけました。(笑)
過去にご覧になったことのある作品も展示してあるかもしれませんが、まだまだ肌寒い山形ではひと足さきの春がきた感じになっています。頂いたヒヤシンスの花もピンクに咲き誇っています。今は皆さんお忙しい時期かと思いますが、ぜひS&Tで素敵なアートを堪能して下さいね。お待ちしております。
というわけで本日の1品です。
3月は女性史月間ということでS&Tでもお馴染みになってきましたJudith Eislerの作品から。
Judith Eisler は1962年アメリカのニュージャージー生まれです。現在はオーストリアのウィーンにて製作活動をしています。
彼女は一時停止した映画のワンシーンを撮影した写真をベースにしたペインティングやドローイングを制作しており、作品を通して光とは物質なのか、あるいは過程に過ぎないのかということを観賞者に問いかけます。メディウムの蓄積が直接的に時間の重なりを示す絵画の特性と、写真のフラットな時間軸が重なることで、虚構と現実を行き来するような独自なイメージが生み出されています。
画面の揺らぎがとても叙情的で物悲しく素敵な作品です。
それでは皆さん本日も良い1日を。