こんにちは。S&Tの上村です。まもなく10月。そろそろ冬支度をと思い昨日は色々走り回っていました。まだ早いと思っている方もいらっしゃると思いますが、東北はあっという間に寒くなるんですよ。😅

さて、とは言えまだまだ秋ですね。読書の秋を満喫している方のために本日も1冊ご紹介したいと思います。それがこちら。

ヒト・シュタイエルの著書『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術 星を覆う内戦時代のアート』

『あれっ?』と思った方は正解です。2017年に『Art Review』誌「美術界で影響力のある人物トップ100」第1位を獲得したあのヒト・シュタイエルさんの著書です。つい先日発売されたばかりのヒト・シュタイエルさんにとって初の邦訳書です。

現代美術、資本主義、政治、戦争、破壊されたインターネットの交差点で、デジタルグローバリゼーション時代のアートと、その生産、流通、消費の変容を考察した内容となっています。

秋の夜長にぜひ。

ぐっすり眠れたりして。(笑)

というわけで本日は2020年秋にパリの「ポンピドゥー・センター」とデュッセルドルフの「ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館」で開催されたヒト・シュタイエルさんの展覧会から。

https://www.youtube.com/watch?v=z4Iqbkesp7o

ヒト・シュタイエルは1966年生まれのアーティストです。映像史やメディア論を背景に、インターネット以後のイメージの流通や、社会が抱く矛盾に踏み込んだ独自の分析を展開しています。現在はベルリン芸術大学ニューメディア芸術学部教授を務めています。

興味ある方はぜひ色々調べてみて下さい。かなり興味深い作家ですよ。