こんにちは。S&Tの上村です。本日は作家紹介です。ご紹介したいのはEmma Stibbonです。

彼女は1962年、ドイツ生まれの作家です。彼女はロンドンのゴールドスミス大学とイギリス西部のブリストル大学で学びました。 現在、ブライトン大学のファインアートの上級講師をしています。

彼女は南極大陸でのスコット極地研究所や、スバールバル諸島への北極圏探検隊などに参加しました。彼女は、南極半島を旅したことにインスパイアされた数多くの版画を制作しています。 彼女のオリジナルは主にペンで描かれています。

outhwest Rift Zone, 2017
Broken Tumulus, 2016

オリジナル作品には実際の土や火山灰などその絵のモチーフとなっているものが材料として使われているんですよ!😲

Sea Ice, Antarctica

上記の作品はエッチングになりますが、モノトーンの中に豊かな色調が見て取れますね!氷河の後退の描写と暗くなった広大な暗水を横切って溶ける氷のゆっくりだが着実な動きを表現しています。

ここまで見るとなんとなくお分かりかと思いますが、彼女は自分の実際の経験から、地球の環境問題を絵画を通して訴えています。

こういう社会派な作品も面白いですよね。何より彼女の作品はモノトーンの作品ではありますが、じっと見ているとその情景がありありと浮かんできます。そしてその美しさの中に地球の悲鳴が聞こえてきそうですよね。

もちろんS&Tでもお取り扱い可能ですのでこういう作品を1枚コレクションしても面白いと思います。