おはようございます。S&Tの上村です。
ここ最近アンディー・デンツラーのお問い合わせがかなりきていますが、
それもこれも5月のサザビーズの落札結果が影響しているように思えます。
彼の作品は現在も高騰中で、作品もだいぶ市場に出回らなくなってきましたね。
嬉しいやら、寂しいやらといったところでしょうか。
アーティストとして生計を立てている方は、こんな状況を常に夢見ながら活動しているの
ではないでしょうか?
誰もがご存知の村上 隆さんはかつて世界の一線で活躍するために大事なことは
なんなのかをインタビューされたときに、こう答えています。
『勘を鍛えて、上手なあいさつを身に付けて、ルールをスキャンすることです。
世界で勝つためには、勘のよさが大事。
私は、英語がうまかったり、高くて良い弁護士がついているわけでも、
すごい人的ネットワークを持っているわけでもありません。
ただ、各局面で勘所を見抜き、勘所のみに集中して、
白黒のジャッジを下すようにしてきました。
そして、勘が鈍らないよう、つねにトレーニングを続けています。
それが、失敗しないで生き残れている理由だと思います。』
もはやアーティストというよりビジネスマンですね。(^^;)
賛否両論あるものの、現在も彼は世界で最も影響力のある100人『Power100』の
一人なんですよ。
また、彼がアーティストの奈良美智さんと対談した時は
「実力があって成功しているアーティストの作品は、無根拠なエナジーがある。
無根拠なエナジーがある作品を作るには、もちろん努力も大事だが、
生まれつきアーティストが持っている才能や素質の方が大きいと思う。」
と言っていました。私も同感で、視覚から入ってくる情報以上に、
肌で感じるエネルギーが本物にはあるように思います。
うまい絵や作品はいくらでもあります。
しかし、鳥肌が立つようなエネルギーを皆さん感じたことはありますか?
それが、本物のアートですね。
そんなエネルギーをアートショップでも感じて欲しいなと思います。
才能がある人は面白いエピソードがたくさん残っています。
ジャクソン・ポロックという作家がいますが、彼はピカソを目標としつつ、
それを乗り越えようという思いを常に抱いていたといいます。
「くそっ、あいつが全部やっちまった!」とピカソの画集を床に投げつけたという
エピソードも残っているほどです。
面白いですよね。\(^o^)/
もっと色々なエピソードをご紹介したいところですが、本日はここまで。
アートショップに参加しているアーティストの皆さんもいつか世界に羽ばたく日が
きてくれることを祈っています。
そして、いつかアートショップのことを懐かしく語る日がきっと来ることでしょう。
その時に面白いエピソードを沢山話せればいいですね。
しゃねげど。笑
それでは今日も良い1日を。